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柏バカ一代 岡山一成の思い | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

2008年01月31日
岡山 一成選手からサポーター皆様へのメッセージ

昨年の夏に、柏レイソルからベガルタ仙台に期限付き移籍したDF岡山一成。オフには仙台に完全移籍を果たした。その彼が、柏レイソルのサポーターに向けて送ったメッセージが秀逸である。

お金を払ってる人はお金を受け取っている人達に何をしてもいいのか。プロとして契約した限り、全部を受け入れないといけないのか。俺達もプロであるまえに、人間やから傷つくねん。声を出して言いたかった。そんな想いを抱えていた。


決定的になったのが等々力でのフロンターレのメンバーに入れなかった事やった。どうしても石さんと巌と等々力のスタジアムに行きたかった。色んな想いを抱えながらフロンターレからレイソルに移籍の決断をしたから。勝ち点1で上がられなかった等々力の地で、俺らが這い上がってきた姿を見せたかった。メンバー外では試合を観に行けなかった。後でチームメイトから聞いた。石さんと巌が拍手で迎えられた事。俺がフロンターレ戦のポスターになっていた事。自分の心が壊れた。なんで。去年あんだけやったのに、昇格さしたのに、サポーターを一つにしたのに、チームを良くしようとしたのに、なんでなん。


俺はもう歌う資格がないわ。そればかりか、中途半端に逃げ出す俺が、覚悟も無いまま一緒に歌って、期待をもたしてほんまにごめんな。だけど、昇格を決めて日立台でみんなと歌った時、俺はなほんまに天下無敵の柏の星をみんなと一緒に掴んだと想ってん。でも違ったんやな。J2の星はJ2。J1の星。アジアの星。と続いていって、世界の星を掴むまでは見果てぬ修行やのに、まっしぐら行かなあかんのに、俺は立ち止まってもうた。 


俺やっとわかった。どう書けばいいんかなとか、ずっと考えて、悩んで書かれへんかった。シーズン始まる前にと焦っていたけど、答えは「柏バカ一代」のなかに全部あった。俺、書きながら号泣したもん。たぶん、俺といっしょのところで号泣した人いるなあと、想うもん。


みんなの中にも思い入れある選手が入れ替わっていく中でのなんともいえない感情があると思うねん。俺もあった。でもな、レイソルがいまの位置でいいんやったら、俺、シュウシャ、ユッキー、亮、アゴ、みんなレイソルにいててもいいねん。でも、天下無敵の星を掴もうと誓ったんやろ。そしたら、俺達の想いを背負って歌い続けて。たとえ一緒にやった選手が一人もいなくなっても、歌い続けていてくれたら、俺らの想いも受け継いでいってくれてると思えるから。俺らがレイソルにいた事が無駄じゃなかったと、意味があったと思えるから。



岡山一成というと、ディフェンダーながら06年のJ2リーグで13得点。圧倒的な得点力と高い守備力で柏のJ1復帰に大貢献した選手である。そんな彼でも、J1においては、居場所を見つけられなかった。名古屋から加入したDF古賀の存在が、岡山をベンチに追いやった形となった。

彼は、その状況を素直に受け入れることはできなかった。自他共に認める柏の顔であったDF岡山ですら、(あるいは、だからこそ、)そういう心情になるのである。

上を目指すチームにとって、非情にならなければならない瞬間はいつか必ず、訪れる。「J2に上がるとき」、「J1に昇格する時、「J1制覇を目指す時」、「アジア制覇を目指す時」、そして、「世界一を目指す時」。

結果的には「斬られた側の選手」が、こういう発言をするのは、なかなか考えさせられる。そして、胸が熱くなる。


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