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【入替戦:京都×広島】 勝利のために・・・ (1) | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

■ 運命の入替戦

J1で16位のサンフレッチェ広島とJ2で3位の京都サンガの入替戦の第1戦。

ホームの京都は、<4−3−3>。GK平井。DF渡邊・森岡・角田・手島。MF斉藤・石井・中谷。FW中山・田原・パウリーニョ。FWパウリーニョが怪我から復帰しスタメンで出場し、FWアンドレとMF徳重はベンチスタート。

対するサンフレッチェ広島は、GK下田。DF森崎和・ストヤノフ・槙野。MF戸田・柏木・森崎浩・駒野・服部。FWウェズレイと佐藤。MF青山は怪我のため欠場。

■ 田原の2ゴール

試合は立ち上がりの15分は、広島がボールを支配する。MF戸田からのミドルパスをDFラインの裏で受けたFW佐藤が決定的なシュートを放つなど、京都を押し込む。

しかしながら、前半15分を過ぎると京都が盛り返すと、前半29分に、右サイドバックのDF渡邊がクロスを上げると、広島のGK下田が処理しきれずにはじいたボールをFW田原が頭で押し込んで先制。さらに、前半39分にも、再び、DF渡邊のクロスをFW田原がヘディングで豪快に叩き込んで、2対0とする。

■ 貴重なアウェーゴール

京都は後半も試合を優勢に進めるとFW中山のボレーシュートや、DF角田のヘディングシュートなど、何度も決定機をつかむ。第2戦に向けて試合を決めたかった京都だったが、追加点は奪えなかった。

すると、試合終了間際に、FW佐藤のシュートのこぼれ球を途中出場のFW平繁が押し込んで1点差に迫る。結局、第1戦は2対1で京都の勝利。第2戦は、土曜日に広島ビッグアーチで行われる。

■ 気迫のこもったサンガ

J1昇格にむけて京都は入替戦の第1戦を2対1で勝利し、優位な立場に立った。3点差にするチャンスを逃したのは悔やまれるが、試合内容は完勝といっていいくらいだった。

勝利のキーとなったのは、加藤久監督の選手起用であり、FW田原、FW中山、MF中谷、DF渡邊といった半レギュラークラスを大一番に抜擢し、いずれの選手も期待にこたえた。前半は、左サイドのMF中谷が切れのあるドリブルでチャンスメークを行い、相手が前がかりになった後半は、MF中山のパスが効果的だった。

FWアンドレ、MF徳重、MF倉貫といった選手をベンチに置いておく作戦は、失敗すれば非常に悔やまれる選択になるが、加藤監督は選手の調子を見極めて、極めて適切なメンバーを先発で起用した。

■ 2アシストの渡邊大剛

ヒーローとなったのは右サイドバックに入ったDF渡邊大剛。本来のポジションよりもやや低めの位置で先発出場したが、積極的に攻撃に参加し2アシストを記録。切れ味の鋭いドリブルを広島のMF服部は全くケアできず、広島はDF渡邊の対策に本来は右サイドの駒野を回して対応させるしかなかった。

渡邊が攻撃に参加することで、広島の左サイドの服部は守備に追われてしまった。クロスボールの質も高く、文句なしのパフォーマンスだった。

■ 覚醒する田原

田原は、シーズン後半の調子のよさを持続し決定的な2ゴールをマークした。広島のDFラインに高さが不足していたこともあって、田原は前半から制空権を握った。

1点目のシーンは、GK下田のパンチングに対して抜群のポジショニングでゴールに押し込んだストライカーらしいゴールであり、2点目のシーンは、田原にしか出来ないようなダイナミックなゴールだった。

怪我上がりのFWパウリーニョが万全でない中で、田原が2ゴールと大活躍したことは京都にとっては大きかった。

■ 試合を支配した斉藤

京都は、1ボランチ気味のポジションに入ったMF斉藤が抜群のパフォーマンスを見せた。斉藤に対する広島のマークが甘く、斉藤をフリーにし過ぎたこともあって、斉藤の右足から前線にきわどいパスが送られ続けた。機を見たドリブル突破も効果を発揮し、守備面でも粘り強く献身的だった。

広島としては、第2戦に勝利するためには、斉藤をどうケアするかが大切であり、中盤の編成の見直しを迫られるだろう。

■ 痛いウェズレイの不振

広島は、エースFWウェズレイが不調で途中交代と精彩を欠いた。ウェズレイの前線でのボールキープが攻撃スタートとなる広島にとって、ウェズレイのゴールが生まれていないということ以上に、ウェズレイのところでボールがおさまらないことの影響は大きい。前線でタメが作れないことで、サイド攻撃は威力を発揮せず、駒野や服部を有効に生かせなかった。

試合終了間際にFW佐藤の抜け出しからFW平繁のゴールで1点を返したのは、第2戦に向けて非常に大きいが、ウェズレイの調子が上がらないことには、第2戦に向けての希望が持てない。

代わりに出場したFW平繁が豊富な運動量で前線をかき回し追撃のゴールを上げたが、第2戦に向けてこのままウェズレイの調子が上がらないようだと、FW平繁をスタメンで起用することも選択肢に入れなければならないだろう。生きるか死ぬかという入替戦にもかかわらず、非常にウェズレイのモチベーションが低いように見えたのは、気になる要素である。

■ 第2戦に向けて

状況は京都が有利であることには変わらないが、第2戦で広島が先制ゴールを奪えば、状況は逆転する。京都としては、試合内容の割にはリードは少ないが、とにかく、初戦でいい試合が出来たという自信をもって、第2戦に望むべきである。





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2007/12/01 京都サンガ トラックバック:0 コメント:0














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