【注目のエントリー】


2008/08/11 【U-16日本×U-16米国】 君は宇佐美貴史を見たか? (生観戦記 #14)
2007/09/09 本当に「決定力不足」なのか?
2007/12/16 オシムジャパンを殺したのはセルジオ越後か?
2008/03/05 10年ひと昔のJリーグ
2008/03/20 J1の舞台で台頭する若手ディフェンダーたち
2008/04/13 【千葉×大宮】 きっと新居辰基が救世主になる!!! (生観戦記 #4)
2008/04/29 J1全18チーム クラブ別 ここまでの雑感
2008/05/02 みんなKAZUが好きだった。
2008/05/04 カリスマ:山本浩アナの名フレーズを堪能する。
2008/05/30 中田英寿のいない日本代表チーム
2008/06/01 松本育夫(サガン鳥栖GM)のサッカー人生
2008/06/19 DF水本裕貴の退団とカンテーラについて
2008/07/23 秋-春制にはNO!!!(その1)
2008/08/04 【JFL:ファジアーノ岡山×ガイナーレ鳥取】 ファジアーノが羽ばたくとき (生観戦記 #10)
2008/08/13 ラモス瑠偉と日の丸への思い
2008/08/14 凹んだときにはオシム語録

Jリーグ クラブ別大総括(11) 京都サンガ編 | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

■ 万全の補強

06年のJ1リーグで最下位となって、3度目の降格となった京都サンガ。チーム名も、『京都パープルサンガ』から『京都サンガFC』に変更し、心機一転のシーズンとなった。

オフの補強は積極的で、DF秋田(前名古屋)、DF森岡(前清水)、MF徳重(前C大阪)、MF倉貫(前甲府)ら実力者を獲得し、主力の流出も、DF児玉(清水)のみと、前年度を上回る戦力でシーズンに臨んだ。

■ 入替戦の末・・・

DF秋田、DF森岡らを獲得し、優勝候補といわれた京都だったが、開幕から突っ走ることは出来なかった。美濃部監督は、それなりのチームは作ったが、絶対的な強さをもったチームを作ることは出来ず、勝ったり負けたりの不安定なシーズンを過ごした。

それでもタレント力で何とか3位以内をキープしてきたが、シーズン終盤になって、突如としてチームが狂い始めると、43節の湘南戦、44節の福岡戦と、2試合続けて試合終了間際に失点を喫してドローに終わる大失態。45節のC大阪戦を前に、美濃部監督が電撃的に解任されて、加藤久氏が監督に就任した。

初戦となったC大阪では2点リードを追いつかれる最悪の展開となったが、51節の仙台戦で1対0で勝利し、3位以内を確保した。

J1で16位のサンフレッチェ広島との入替戦では、行き詰る試合になったが、1勝1分けで制して、見事に1年でのJ1復帰を果たした。

■ 大きかったベテランの存在

DF秋田とDF森岡の存在は大きかった。戦力としてももちろんだが、精神的なリーダーのいなかったチームにおいては、別格の実績を誇る2人は自然とチームのまとめ役になった。DF森岡はピッチから、DF秋田はベンチから大きな存在感を発揮した。

MF斉藤らおとなしい選手の多いチームには、彼らのような選手が必要だった。DF秋田とDF森岡の獲得は、フロントのファインプレーだった。

■ 脅威の2トップ

攻撃のタレントはJ2でもトップクラスだったが、戦前の予想通り、パウリーニョとアンドレの2トップは、J2レベルを超えていた。

FWパウリーニョはリーグ3位の24ゴール。圧倒的なスピードと驚異的なシュート力でコンスタントにゴールを重ねた。パウリーニョは、ゴール以外の部分でも活躍が目立ち、大黒柱といってもよかった。

また、FWアンドレも、怪我がちであったが、高さと決定力は驚異的で、15ゴールをマーク。この2トップはコンビネーションもよく、脅威の存在となった。

■ 救世主となった田原

2トップのバックアップ役となったFW田原の決定力も光った。シーズン途中でFWアンドレが怪我で離脱した期間に見事に穴を埋め、入替戦でも先発出場。初戦で2ゴールをマークし、エースとなった。

圧巻だったのは、第47節の愛媛戦のオーバヘッドでのゴール。彼の類稀な運動能力の一環を垣間見せた。リーグ戦では、9ゴールを挙げた。打点の高いヘディングは、J2レベルをはるかに超えていた。

■ MVP級の働きを見せた徳重

C大阪から加入したMF徳重の活躍も大きかった。2列目の人材に欠くチームにあって、8ゴール9アシストと活躍。甲府から加入したMF倉貫がやや精彩を欠く中、大きな戦力となった。

06年は、2列目の人材不足に苦しんだチームにあってゴール数以上に印象的な場面でのゴールが多く、貢献度はチーム屈指だった。また、精度の高い右足のキックは、セットプレーでも威力を発揮した。

■ 選手層の厚さ

J2レベルで見ると、京都の選手層は分厚かった。DF秋田、MF倉貫、FW田原らがベンチに控える陣容は長丁場で力を発揮した。

入替戦では、レギュラーではなかったFW田原、MF中山、MF渡邊がスタメンで活躍。タレントは豊富だった。

■ 黒子で輝いた石井

中盤の底に入ったMF石井は、チーム内のMVPといっても過言ではない。

開幕から数試合は、新人のMF安藤が抜擢されていたが、ダブルボランチを組むMF斉藤のとのコンビがいまひとつで、斉藤の展開力を生かせないことが多かった。すると、美濃部監督は、MF斉藤の相方として、MF石井を起用すると、チームは落ち着きを取り戻した、

献身的な姿勢は、フルシーズン衰えることは無く、天王山となった51節の仙台戦では、ロスタイムに決勝のヘディングシュートを決めてヒーローとなった。

■ J1に向けて

入替戦を制したことで、1年でのJ1復帰が実現した。ただ、勝負はこれからである。再び、J2に降格するわけにはいかない。確かにJ2では、トップクラスの戦力であったが、J1レベルで見ると、十分ではないだろう。補強も必要であるし、選手のレベルアップも必要である。

06年シーズンと同じ失敗をするようでは、先が見えない。万全の状態でシーズンに臨まなければならない。もう、新シーズンは始まっている。




■ 京都サンガFC(カテゴリー)

0132 2006/03/13 サンガの現在と未来
0142 2006/03/23 【京都×広島】 未勝利対決の行方
0151 2006/04/02 【京都×福岡】 J1復帰後初勝利
0184 2006/05/04 【京都×新潟】 勝ちきれない京都対吹っ切れない新潟
0188 2006/05/07 【大分×京都】 明暗を分けたレッドカード 
0280 2006/07/24 【京都×清水】 終了間際のドラマ LIVE
0283 2006/07/26 【京都×千葉】 真夏の好ゲーム
0314 2006/08/23 【京都×C大阪】 名波浩は死せず
0315 2006/08/24 【福岡×京都】 新進気鋭のサイドアタッカー
0318 2006/08/27 【京都×横浜】 山瀬功治の夜
0345 2006/09/10 【鹿島×京都】 不振の柳沢敦
0350 2006/09/17 【京都×FC東京】 封印された横断幕 LIVE
0368 2006/10/04 柱谷幸一監督解任を考える。
0384 2006/10/21 【京都×大分】 必要なのは勝ち点3だった
0426 2006/11/23 【京都×磐田】 晩秋の西京極
0427 2006/11/23 京都低迷の要因とJ1で戦う難しさ
0515 2007/03/04 【京都×札幌】 対照的な開幕戦
0524 2007/03/12 【京都×湘南】 スコアレスドロー
0535 2007/03/21 【京都×徳島】 赤信号が灯った京都 LIVE
0574 2007/05/06 【京都×東京V】 ラモス監督の最期?
0643 2007/07/09 アレモン選手について
0712 2007/08/30 【京都×福岡】 宿命のライバル対決
0775 2007/10/14 【京都×C大阪】 劇的な同点ゴール




□ Division2 クラブ別大総括

07年 クラブ別大総括(1) 徳島ヴォルティス編
07年 クラブ別大総括(2) 水戸ホーリーホック編
07年 クラブ別大総括(3) ザスパ草津編
07年 クラブ別大総括(4) 愛媛FC編
07年 クラブ別大総括(5) モンテディオ山形編
07年 クラブ別大総括(6) サガン鳥栖編
07年 クラブ別大総括(7) アビスパ福岡編
07年 クラブ別大総括(8) 湘南ベルマーレ編
07年 クラブ別大総括(9) セレッソ大阪編
07年 クラブ別大総括(10) ベガルタ仙台編
07年 クラブ別大総括(11) 京都サンガ編
07年 クラブ別大総括(12) 東京ヴェルディ1969編
07年 クラブ別大総括(13) コンサドーレ札幌編


□ Division1 クラブ別大総括

07年 クラブ別大総括(14) 横浜FC編
07年 クラブ別大総括(15) ヴァンフォーレ甲府編
07年 クラブ別大総括(16) サンフレッチェ広島編
07年 クラブ別大総括(17) 大宮アルディージャ編
07年 クラブ別大総括(18) 大分トリニータ編
07年 クラブ別大総括(19) ジェフ千葉編
07年 クラブ別大総括(20) FC東京編
07年 クラブ別大総括(21) 名古屋グランパス編
07年 クラブ別大総括(22) ヴィッセル神戸編
07年 クラブ別大総括(23) ジュビロ磐田編
07年 クラブ別大総括(24) 柏レイソル編
07年 クラブ別大総括(25) 横浜Fマリノス編
07年 クラブ別大総括(26) アルビレックス新潟編
07年 クラブ別大総括(27) 川崎フロンターレ編
07年 クラブ別大総括(28) 清水エスパルス編
07年 クラブ別大総括(29) ガンバ大阪編
07年 クラブ別大総括(30) 浦和レッズ編
07年 クラブ別大総括(31) 鹿島アントラーズ編




人気ブログランキングに参加しています。「この記事が良かったな。」と感じたときは、応援のクリックをお願いしますね。↓

人気blogランキングへ投票する。kyoto




2007/12/08 京都サンガ トラックバック:0 コメント:0














管理者にだけ公開する