■ まさかの急失速で前半戦は8位で折り返しペトロヴィッチ監督が就任して6年目となる浦和は開幕戦こそ横浜FMに2対3で逆転負けを喫したが2節からの7試合は6勝1分けと突っ走った。8節を終えた時点では6勝1敗1分けで勝ち点「19」。2位のG大阪との差は「4」。独走態勢に入りつつあったが9節以降は2勝6敗1分けと急失速している。17節を終えた時点で8勝7敗2分けで勝ち点「26」。首位の鹿島との差は「10」に広がって優勝争いから脱落しつつある。
ACLはラウンド16で大逆転の末に済州Uを下してベスト8入りを決めるなど実力を発揮しているが最も大事なJ1のリーグ戦では苦戦を強いられている。昨オフは所属クラブで10番を背負っていたFWラファエル・シルバ、MF矢島慎、MF長澤、MF菊池大を獲得するなど派手な補強を行ったがDF田村友やFWオナイウ阿道などもほとんど貢献できておらず、新戦力で貢献しているのはFWラファエル・シルバくらいである。
前半戦のラストゲームはACLの日程の関係で延期になっていた13節の川崎F戦(A)だったがアウェイで1対4の大敗。ここ最近は失点が増えていることもあって前半は4バックを採用。システムを変更してきたが攻守にほとんど機能せずに2失点。いつものやり方に戻した後半は盛り返してDF槙野のゴールで1点差に迫ったがDF遠藤航が一発レッドで退場。PKとカウンターから失点して1対4で宿敵の川崎Fに敗れた。