■ ホームのジェフ千葉が攻守に圧倒J2の第10節は4月29日(土)に開催された。GWに突入したのでここから過密日程になるが10節が4月29日(土)に行われて、11節が5月4日(水)に行われて、12節が5月7日(日)に行われるので3連戦となる。急激に暑くなってくる時期と重なるのでどのチームにとっても大事な3連戦となる。例年、GWの時期に勝ち点を積み上げて一気に浮上するチームも出てくるし、逆に勝ち点が伸び悩んで失速するチームも出てくる。
3連戦なので初戦というのは特に大事になって来るがフクダ電子アリーナで行われたジェフ千葉 vs 徳島ヴォルティスは2対0でホームの千葉が勝利した。9節の横浜FC戦(A)で0対4と大敗して不穏な空気が流れ始めている千葉にとっては大きな勝ち点「3」となったが、立ち上がりから千葉がアグレッシブなサッカーを見せて相手を圧倒した。なかなか2点目を取れずに苦しんだがスコア以上の圧勝だったと言える。
千葉はこれで4勝3敗3分けとなったが、勝利したのは1節の町田戦(A)と3節の名古屋戦(H)と8節の山口戦(A)と10節の徳島戦(H)。4チームの中では町田は毛色が異なるが、名古屋と山口と徳島は丁寧にパスをつないで相手の守備ブロックを崩そうとするチームである。「自分たちのサッカーを貫こうとするチーム」を相手にしたときは今シーズンの千葉の「ハイプレス・ハイラインのサッカー」が機能しやすいと言える。
7節終了時点でのパス成功率に注目すると徳島は77.0%で3位、名古屋は76.7%で4位、山口は74.7%で7位。(※ 千葉は75.3%で6位。)その他ではFC岐阜や大分や東京Vなどは千葉のサッカーにハマる可能性があるが、CFの選手を目掛けてアバウトなボールを蹴ってくるチームが非常に多いのがJ2リーグである。割り切ってロングボールを多用してくるチームとの試合をどう戦うのか?が千葉にとっては大事になる。