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■ 上位をうかがう対決

上位を走る、ガンバ大阪と浦和レッズに食らい突いていきたい、川崎フロンターレとジュビロ磐田が、川崎の等々力競技場で対戦した、J1第17節。

川崎は、<3−5−2>。中村憲剛がトップ下に入って、谷口と原田のダブルボランチ。右に久木野、左に村上。磐田は、船谷が左サイドバックに入る。

■ 立ち上がりの攻防

試合は、開始3分に磐田が先制。CKから、相手DF伊藤のクリアミスを拾った前田が、フリーの状態からゴールに押し込んで先制する。

リードを許した川崎だが、前半20分にFWジュニーニョの個人技で同点に追いつく。フィールド中央でボールを受けたジュニーニョが、スピードに乗って、相手DFを軽快にかわして、最後は、左サイドのエリアからシュート。磐田としては、DFの対応がやや軽かった。前半は、1対1で終了。

後半3分、磐田は、前田のポストプレーから成岡→太田とつないで、太田が得意の右サイドからのクロス。そのボールを、中央の成岡がダイレクトボレーで決めて勝ち越す。

成岡は、今シーズン、5得点目。偉大なジュビロ磐田の背番号10を受け継いだ大器が、ようやく、期待に応えるだけの結果を残し始めている。

さらに、磐田は、後半8分にも、カウンターから追加点を挙げる。左サイドから、太田→上田→船谷→前田とダイレクトパスでつないで、前田が左足でゲット。川崎のCKがポストに跳ね返ったあとの、カウンターから、見事なつなぎを見せて、追加点を挙げた。

2点のビハインドとなった、川崎は、後半12分に、MF中村憲剛の直接FKで1点差に迫ると、その後も、FW我那覇やMF養父を投入し、ゴールを狙うが、磐田が、体を張ったDFを見せて、何とか逃げ切ることに成功した。3対2で勝利した磐田は、1分けをはさんで3連勝。対する川崎は、これで、6試合勝利から遠ざかっている。

■ 効果的なカウンターアタック

磐田は、カウンターから2ゴール。両チームの実力が拮抗しており、ともに、モチベーションが高く、集中した好ゲームとなったが、カウンターに鋭さを見せた磐田が、熱戦を制した。

中でも、FW前田の存在は大きい。この試合は、なかなか、前田の足元にボールが入らず、トータルで見ると、出来は、いまひとつではあったが、結果として、2ゴール。ゴール前のポジショニングが絶妙で、高い得点感覚を見せつけた。

磐田の課題としては、以前として、ゴール前の人数が少ないことが挙げられるが、それでも、前田がひとり、中央にいるだけで、得点の可能性は高まるし、相手の脅威となる。

■ 代表での活躍は?

先日の記者会見で、オシム監督が、その能力を絶賛したことで、俄然、注目を浴びる存在となった前田。間近に迫ったアジアカップでの活躍も期待される。

ユース代表歴や五輪代表歴はあるものの、長い間、国際舞台から遠ざかっているので、この点は心配ではあるが、高い技術力に加えて、相手DFに当たり負けしないフィジカルの強さ、タフな精神力を考えると、アジアレベルでも、特出したプレーを披露する可能性は十分。アジアカップは、素晴らしい代表デビューの大会となるかもしれない。

■ 違いを見せるジュニーニョ

川崎では、先週の土曜日の柏で出場停止だったFWジュニーニョが、同点ゴールを挙げるなど、「違い」を見せた。

川崎のFW陣は、日本代表クラスの我那覇と黒津がいて、北朝鮮代表のチョン・テセも控えていて、層の厚さは、Jリーグ屈指だが、やはり、ジュニーニョの力は、抜けている。彼がいるときの川崎と、彼がいないときの川崎は、別物である。

ジュニーニョは、下がってきてボールを受けて、相手DFをひきつけてくれるので、周りの選手もプレーしやすい。

■ 復調気味の谷口

ジュニーニョ以外では、昨シーズンのベスト11に選ばれた谷口が、やや、復調の気配を見せた。谷口は、昨シーズン、ボランチながら、13得点をマークし、一気にブレークしたが、五輪代表での活動に加えて、ACLでのタフな戦いが続いていて、シーズン序盤から、明らかにコンディションを崩しており、怪我もあって、チームでのレギュラーポジションを失っていた。その彼が、久々に、印象的なプレーを見せた。

昨シーズン、得点を量産したことで、得点力が大きくクローズアップされたが、本来は、球際の強い守備と豊富な運動量に定評がある、どちらかというと、守備に特徴のある選手である。谷口と中村のダブルボランチで、リーグでも、最高のダブルボランチコンビである。谷口のコンディションが、もっと上がっていけば、川崎の戦闘能力は高まると思うが・・・。




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2007/06/24 ジュビロ磐田 トラックバック:0 コメント:0














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