【柏×鹿島】 ダイヤモンドの輝き
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■ J1の第16節
久々のウイークデーのJ1リーグ。柏レイソルと鹿島アントラーズが、柏スタジアムで対戦した。
鹿島は、<4−4−2>。2トップは、田代とマルキーニョス。対する柏は、<4−2−3−1>。五輪代表のFW李が出場停止で、フランサ・鈴木達也・谷澤・菅沼のアタッカー陣がゴールを目指す。
■ 劇的な勝利
試合は、ロスタイムの93分に、鹿島がFWマルキーニョスのゴールで劇的な勝利を飾った。右サイドを抜け出たFW佐々木のプレーが、勝利に直結した。
前半37分に、FWフランサが退場になった後も、柏は、DF古賀を中心に耐えていたが、ロスタイムに失点を喫した。柏は、柏スタジアムでは、今シーズン、初黒星となった。
■ ダイヤモンド型の中盤
鹿島は、ダイヤモンド型の中盤を構成している。この試合は、トップ下が野沢で、右に増田、左に本山、底に青木という配置が基本。このダイヤモンド型の中盤は、攻守両面において、両サイドのMFにかなり大きな負担がかかるため、トリプルボランチ気味の布陣に陥りがちで、なかなか機能させるのが難しいシステムだが、鹿島は、見事に機能させはじめている。
キーは、両サイドのMFであるが、中でも、ベテランの域に差し掛かっているMF本山雅志のプレーが目立つ。ユース時代から、本山というと「ドリブル」のイメージが強いが、最近では、ドリブル突破は封印していて、シンプルに味方を使うクレバーさが、際立っている。本山が、バイタルエリアでボールを持つと、どうしても相手DFは、ドリブルを警戒するが、それを逆手にとってプレーする印象である。
99年のワールドユースでベスト11に輝くなど、若い頃から、大きな期待をかけられてきた本山だが、残念ながら、みんなが期待したほどの成長は見せられなかった。ここ数年は、所属の鹿島でも輝きを発揮できていなかったが、今シーズンの出来は、無視できないレベルにある。MF野沢が注目されるが、今シーズンの鹿島の中心は本山であり、その本山を止めることができないと、対戦相手は、多くのピンチを作られることになる。
■ 伝統的なセットプレーの強さ
鹿島は、伝統的にセットプレーが強い。ジーコ、アルシンド、レオナルド、ジョルジーニョ、ビスマルク、小笠原ら、いつの時代にも、優秀なキッカーがいたことが、その大きな理由だが、その系譜は、野沢が引き継いだようで、この試合でも、野沢のキックの精度の高さは、目を見張るものがあった。
だが、野沢に関しては、セットプレイ以外での貢献度が、まだまだ、低いように感じる。高いセンスを持つことは明らかなので、もう一回り、成長して欲しい。野沢が順調に成長すれば、小笠原満男は、もう必要ではなくなる。
■ 壁に当たっている柏
前半にFWフランサが不用意なプレーから退場になったあとは、鹿島に攻め込まれたが、11人対11人の時間帯では、内容的には、イーブンであった。だが、明らかに、開幕当初の勢いは、失われてきている。
課題は、得点力になるだろう。1トップのFWフランサが、ゴール前に張り付くストライカーではないので、フランサが中盤に引いてきて出来たゴール前のスペースを、誰が活用するのかが問題になるが、現状では、そこに飛び込むケースが少なくて、ゴール前での迫力に欠ける。ボランチのMFアルセウやMF山根に期待したいところだが・・・。
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