【千葉×新潟】 躍進を支えるふたりの充
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■ 3連勝を目指して・・・
甲府と大分に連勝して、2連勝中のジェフ千葉。システムは、<3−5−2>。日本代表のMF水野が出場停止で、右に山岸が入って、左に羽生がスライドし、工藤がトップ下。中島と下村のダブルボランチを組んで、キャプテンの佐藤勇人が久々のベンチ入り。巻と黒部の2トップ。
対するアルビレックス新潟は、現在、4位。システムは、<4−4−2>。内田潤・永田・千代半田・松尾の4バック。エジミウソンと矢野の2トップ。
■ アウェーの新潟が勝利
試合は後半4分に、オフサイドポジションでボールを受けた新潟のFW矢野が、GKともつれながらボールをキープし、無人のゴールに蹴り込んで先制。千葉は、後半18分に、MF工藤とDF池田に代えて、MF佐藤勇人とMF楽山を投入し、流れをつかむが、後半35分に、新潟の右サイドDF内田のクロス気味のシュートが決まって2点目。
千葉は、後半41分に、中島のシュートの跳ね返りをMF羽生がボレーで決めて1点差に迫るが、同点に追いつくことは出来ず。試合は、2対1で新潟が勝利し、
■ 明暗を分けた判定
この試合は、初夏の暑さにもかかわらず、両チームとも、90分間、運動量が落ちることなく、また、フィールド上の全ての選手が、片時も休むことなく、ファイトした好ゲームとなった。
両チームとも、つめの甘さも目立ったが、それでも、激しいプレッシャーを、運動量と技術でかいくぐって、多くの見せ場を作った。スタジアムの雰囲気も非常に心地よかった。
しかしながら、後半4分の、疑問の残る判定で、新潟が先制点を奪うと、そのまま、試合の主導権を握った。両チームの実力が拮抗していて、どうやって、先制点を奪うのかを楽しみに見ていた中で、非常に残念なジャッジだった。
ただ、千葉としても、レフェリーの判定に助けられた試合も、少なくない。プラスマイナスゼロと割り切るしかない。
■ 脅威のエジミウソン
新潟では、FWエジミウソンのプレーが際立っていた。新潟という、地方都市の地味なクラブに所属していることもあってか、過小評価されがちだが、エジミウソンは、Jリーグの中では、トップ5に入るストライカーである。
速さに加えて、強さとしなやかさを併せ持つので、DFは対処しづらく、やっかいな存在である。2トップを組む矢野とのコンビネーションも悪くなく、相手に威圧感を与えられる2トップである。
■ マルシオ・リシャルデスのきらめき
エジミウソン以外では、MFマルシオ・リシャルデスのプレーが興味を引いた。運動量が多いのか・少ないのかよく分からないプレースタイルで、中盤を浮遊している場面も多いが、いざというときのボールテクニックは、一見の価値がある。
エジミウソンや矢野に代表されるように、ハードワークをして、激しくプレーするタイプの選手が多いなかで、「遊び」のできるマルシオ・リシャルデスの価値は高い。
■ 高い壁を築く永田と千代半田
好調を支えているのは、攻撃陣だけではない。むしろ、高い守備力が要因である。特に、CBを組む永田充と千代半田充のW充の存在が大きい。
永田は、ジーコ監督時代の2003年に、フル代表にも呼ばれている期待の大型DFだが、2度の大怪我でブランクが長かった。しかしながら、今シーズン、ようやく戦列に復帰して、高い才能を披露している。昨シーズンまでは、ウイークポイントだったCBに、守備力とフィード力が備わった永田が入ったことで、新潟のサッカーは、一段、上のレベルになった。
福岡から獲得した千代半田の高さも、新潟の新しい武器になっている。タイプの違う永田と千代反田のコンビは、若くて、ポテンシャルも高い。
■ 疑問の残るスタメン
千葉は、内容的には、今シーズンの中でも、上位にランクされるものであったが、不運な判定もあって、黒星。2連勝といい流れで来ていただけに、残念な結果に終わった。
不動の右サイドの水野が欠場ということで、スタメンをいじってきたが、調子が上がってきていたFW新居を外して、FW黒部を起用した采配には、やや疑問を感じた。ゴールこそなかったが、新居は、ボールを受けるタイミングが良くなってきて、チームになじんできたところであった。黒部のプレーが不本意なものに終わっただけに、いっそう、悔やまれる采配ミスとなった。
■ 右サイドで輝いた山岸
そんななかで、千葉では、いつもの左サイドではなく、右サイドに入った山岸の質の高いプレーが目立った。もともと、右サイドの選手だが、ゴール前に入っていって、得点を奪えるセンスを買われて、(切り込んで右足のシュートを狙える)左サイドで起用されることが多くなっていたが、左足のクロスの精度に課題を抱えているので、サイドを突破しても、なかなかチャンスにつなげられないことが多かった。しかし、この試合は、利き足の右足から、高精度のクロスを連発して、新潟の左サイドバックの松尾を、相手にしなかった。
中の巻と黒部とのタイミングが合わず、ゴールにはつながらなかったが、今後も、オプションの1つとして、十分に計算できそうな活躍だった。
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