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【神戸×大分】 タレント集団へ | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

■ ホーム無敗

ヴィッセル神戸と大分トリニータが、ホームズスタジアムで対戦したJ1の第15節。

神戸は、<4−2−2−2>。石櫃・河本・北本・内山の4バックで、ボッティ・栗原・朴・大久保の中盤。近藤とレアンドロの2トップ。対する大分は、<3−5−2>。上本・三木・福元の3バックで、高橋・マラニョン・藤田・梅崎・根本の中盤。前田俊介とセルジーニョの2トップ。

試合は、開始早々、大分が左サイドを抜け出したMF藤田のクロスを、MF高橋があわせて先制。さらに、前半40分に、MF梅崎がドリブルからミドルシュートを決めて追加点を挙げる。

後半に入ると、神戸もリズムをつかみ始めるが、後半23分に、大分のMF高橋が、この試合2得点目のゴールを決めて3対0と突き放す。神戸は、FWレアンドロのゴールで1点を返すのが精一杯。結局、3対1で大分が勝利し、神戸はホーム初黒星となった。

■ 様変わりしつつある大分

大分トリニータは、広島からレンタルで加入したFW前田と、グルノーブルから復帰したMF梅崎の2人が入って、攻撃が様変わりしつつある。ともに、ボールの持てる選手で、なおかつ、イマジネーションのある選手なので、攻撃が多彩になって、見せ場を多く作った。

暑さもあって、スローペースの試合になるかと思われたが、立ち上がり早々の得点の影響もあって、両チームとも、積極的にプレーしたが、終始、大分が主導権を握って完勝した。現在、下位に低迷しているが、大分は、今後、浮上していくことだろう。

■ 成長を見せる梅崎司

フランスのグルノーブルでは、なかなかチャンスがなかったMF梅崎だが、この試合が、復帰後、初スタメン。その試合で、いきなり、ゴールという結果を残した。

前節の鹿島戦のときにも感じた印象だが、梅崎は、ドリブルで前に運ぶときの強さが増している。外国人を相手に、常時、練習や試合を行うことで、「慣れ」もあって、体ががっしりして、大きくなったように感じる選手はこれまでも何人もいた。梅崎も、彼らと同様かもしれない。

当然のことながら、梅崎の加入は、大分にとって、非常に大きい。彼は、オフ・ザ・ボールでも、オン・ザ・ボールでも仕事ができる選手なので、チームにダイナミズムを与えることができる選手である。ポジションチェンジが少なくて、攻撃が硬直しがちな大分の攻撃を、根本から変えられるだけの能力をもつである。

■ 前田俊介について

一方、広島から加入して、2試合連続スタメン出場となったFW前田俊介は、ゴールこそなかったが、確かな存在感を示した。1点目のシーンは、左サイドでボールをキープした前田のスルーパスから生まれた得点であり、それ以外でも、あわやという左足のシュートを2発放った。

コンディションは、まだ万全ではないと思うが、随所に、キレのある動きを見せた。2トップの一角というよりは、セルジーニョの下で、梅崎と2人で前線をかき回す役割を与えられていて、いやらしいポジショニングで、相手を混乱させた。

移籍してきて、いきなり先発で起用されるということは、それだけ、首脳陣の評価も高いのだろう。はやく、初ゴールが欲しい。

■ 右サイドの高橋

梅崎や前田に注目が集まるが、今、一番、ホットなのは、右ウイングバックのMF高橋。2試合連続の2ゴールと大活躍を見せている。

高橋は、本来、フォワードの選手なので、高い得点感覚にも定評がある選手で、その上、水準以上の運動能力を備える。千葉の山岸と同系統の選手で、今後も、アピールを続けていけば、今年中に、日本代表に招集されたとしても全くおかしくない。

攻撃では、左サイドからのクロスを、高橋がゴール前に飛び込む形が徹底されており、得点源になっている。この試合では、神戸の左攻撃的MF大久保とのバトルを制した。

■ 高松や松橋との組み合わせは?

梅崎と前田の加入で、大分の前線は、タレントが豊富になった。体調が戻ってくれば、軸は、FW高松で決まりだろうが、高松のパートナーには、俊足のFW松橋、テクニシャンのFW前田、決定力のある(はずの)FWセルジーニョと3つの選択が可能になった。

また、トップ下も、梅崎とアウグストの2つの選択が可能となった。だが、いずれの選手も魅力的なタレントなので、ひとりでも多く、ピッチに送り出したいところだ。一度は、失敗しているが、今後は、これらのタレントを有効に活用するために、4バックへの変更も視野に入れるべきだろう。

■ ムードの良くない神戸

神戸は、前半から、大分に主導権を握られた。MFボッティを中心に、中盤から前にかけては、タレントが揃っているが、この試合では、バラバラな印象で、彼らの持つ高い能力を生かしきれなかった。オフ・ザ・ボールでの運動量で、劣ってしまった。

改善策として、後半に、MF栗原に代わって、MF田中が投入された途端に、攻撃が活性化したように、味方のために献身的に走れる選手を、1人、フィールド上に置いておきたい。

■ 諸刃の剣 左サイドの大久保

注目されるのは、神戸の大久保。現在、日本人得点王だが、まだ、オシムジャパンに召集されていない。彼が選考されない理由として、以前、オシム監督が、「フォワードで出場していないので・・・。」という類のコメントを残していたが、神戸では、ずっと、攻撃的MFでプレーしている。

さすがに、得点感覚が鋭く、この試合でも、2度ほど、決定的なシュートを放った。チャンスと見るや、左サイドから中央に進出してくるので、相手の強烈なマークを受けにくく、フォワードでプレーしているときよりも、逆に、多くのチャンスに絡んでいる印象である。

ジェフ千葉の山岸が優遇されている例からも分かるように、オシム監督は、サイドプレーヤーにも、得点に絡むプレーを要求している。現時点では、守備面も含めて、トータルバランスでは、山岸が大久保を上回るが、大久保の決定力や突破力は、山岸にはない魅力を持つ。

課題は、やはり、守備面。この日も、対面の大分の高橋に翻弄されるシーンも目立った。いっそうの精進を期待したい。




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2007/06/19 大分トリニータ トラックバック:0 コメント:0














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