【川崎×柏】 アウェーの女神 LIVE
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■ 2回目の等々力
神奈川県の川崎市の等々力競技場。
等々力競技場は、JR・新横浜駅→JR・横浜駅→東急・武蔵小杉駅と乗り継いでいく。武蔵小杉駅から等々力競技場までは、歩いても15分ほどだが、バスで行くのが無難ということで、バスで行く。一時間半ほど前にもかかわらず、車内は、いっぱいの人。
地味なチームだった、川崎フロンターレだったが、昨シーズンの躍進で、完全に地元に定着してきている。今年行われたホームゲームは、ほとんどの試合で、満員に近い観客動員数を記録している。
なかでも、中村憲剛が、一番人気の模様。「背番号14」のレプリカユニフォームを着た人が多い。残念ながら、今の日本サッカー界では、日本代表がまず、一番である。したがって、いくら、Jリーグで活躍しても、日本代表で選ばれて、日本代表で活躍しない限り、一般的な知名度は上がらないし、認知もされないのだ。

■ 女神登場
試合前には、スーパーサッカーのアシスタントである、加藤未央ちゃんが登場。なじみの深い、柏レイソルのサポーターにご挨拶。

川崎は、FWジュニーニョが出場停止。MFマギヌンが怪我で欠場。FWチョン・テセが北朝鮮代表に召集されたために欠場し、外国人が全滅。したがって、日本人のみの構成。FWは、我那覇と黒津の2トップ。<3−5−2>で、トップ下は、大橋。
対する柏は、<4−2−3−1>。1トップのフランサの下に、李・谷澤・菅沼を配置する。柏は、ほぼベストに近いメンバー。
試合前の選手紹介では、柏の石崎監督、MF山根厳、川崎のMF落合に対しては、両チームのサポーターから、大きな歓声が上がる。いい雰囲気のなかで、試合は開始された。
■ スコアレスドロー
試合展開は、柏が優勢。1トップのフランサにしっかりとボールがおさまるので、ポゼッション率で上回り、2列目と3列目が絡む、分厚い攻撃を見せる。
対する川崎は、外国人選手不在の影響からか、攻撃の形がなかなか作れず、苦戦を強いられる。後半に、カウンターから、MF中村憲剛のスルーパスを受けたFW黒津が、GKと1対1になったが、利き足ではない右足の黒津のシュートは、惜しくも、ゴールの右にそれて枠外。
柏は、スーパーサブのFWドゥンビアを投入し、そのドゥンビアが、相手DFのミスを突いて、決定機を迎えるが、ドゥンビアもシュートミス。両チームとも、最後まで、集中して戦ったが、ゴールは遠く、スコアレスドローに終わった。

■ 復調気配の我那覇
FWで欠場者が続出したので、出番の回ってきた川崎のFW我那覇だが、この試合のプレーは、悪くなかった。立ち上がりの2本のシュートチャンスはふかすなどコンディションが不良なのか思わせる場面もあったが、その後は、ポストプレーの精度が上がって、90分間プレーした。
今年に入って、日本代表からも外れているが、ポストプレーヤーとしての能力は有数である。日本代表のオシム監督の前で、ある程度のアピールはできた。
逆に、黒津は、決定機を外したシーン以外では、見せ場は作れず、不完全燃焼のまま、途中で交代した。ジュニーニョの不在は、やはり、大きかったといわざるえない。
■ 両サイドの弱さ
川崎については、両ウイングバックの弱さが気になった。前半は、右に森、左に村上という配置だったが、日本代表候補の森は体調不良の影響もあったのか、前半のみで交代し、後半から、本来はCBである井川が右ウイングバックに入ったが、井川のパフォーマンスは良くなかった。
井川は、森と比べると、DF能力では上であるが、攻撃力ではかなり劣る。したがって、相手ウイングバックの攻撃能力を警戒する必要がなくなったためか、柏の左サイドハーフの菅沼が、後半に入ると、生き生きし始めて、攻撃面で威力を発揮し始めた。菅沼のドリブル突破は、後半の柏の攻撃の中心となり、川崎にとっては脅威となった。
川崎の両サイドは、森が右サイドに入っているときは、右サイドの森がサイドアタックの中心になるので問題はないが、森が外れると、逆サイドの村上に対しても、攻撃能力が必要されるようになる。しかしながら、もともとサイドアタッカーではない村上は、縦への突破力や左足のクロスは得意としていない。
したがって、村上のところで、攻撃がストップしてしまうことが、この試合でも目立った。開幕から慣れない左ウイングバックで奮闘してきた村上だが、そろそろ、厳しくなってきた。長期離脱中で、そろそろ、復帰かといわれている新外国人のフランシスマールが待たれる。
■ 自在のフランサ
決定的なシーンこそ、ほぼ同数だったが、試合は、柏の方が優勢だった。柏は、FWフランサが自由自在にポジションを動かして、ゲームを完全に掌握した。
川崎のFW我那覇も優れたポストプレーヤーだが、やはり、フランサの方が1枚も2枚も上である。おそらく、測定をしてみると、フランサの運動量は、フィールドプレーヤーの20人のなかでは、少ない方に入る
と思うが、スタンドからは、フランサが、一番動いているように感じた。それだけ、フランサは、ポジショニングに秀でているのだろう。

■ イマジネーションの光る谷澤
フランサ以外では、柏のMF谷澤の動きが、非常に面白かった。得意のドリブルで突破するだけでなく、攻撃にアクセントをつけるプレーができるので、フランサを除くと、一本調子になりがちな選手が多い、柏では、貴重なタレントである。
不安視されている守備面でも、この試合では、破綻はなく、しっかりと与えられた役割をこなしつつ、自分のもつプラスアルファの部分を発揮できていて、非常にいいプレーだった。
■ 脅威の女神
この試合は、スコアレスドロー。これで、今シーズン、加藤未央ちゃんが観戦した試合は、以下のようになった。
●・・・FC東京 2-4 広島 (J1 3/3 土 味スタ)
○・・・ 柏 4-0 磐田 (J1 3/4 日 柏)
●・・・横浜 1-4 神戸 (J1 3/17土 日産)
●・・・大宮 1-2 清水 (J1 3/31土 駒場)
△・・・柏 0-0 大宮 (ナビ 4/4 水 柏)
△・・・鹿島 0-0 大宮 (J1 4/7 土 カシマ)
●・・・横浜FC 0-1 鹿島 (J1 4/14土 日産)
●・・・柏 0-2 浦和 (J1 4/15日 国立)
●・・・浦和 1-2 川崎F (J1 4/21土 埼玉)
△・・・横浜FC 1-1 清水 (J1 4/28土 日産)
●・・・鹿島 0-1 浦和 (J1 4/29日 カシマ)
●・・・FC東京 1-2 鹿島 (J1 5/3木 味スタ)
●・・・横浜FC 0-3 神戸 (J1 5/6日 三ツ沢)
△・・・千葉 1-1 柏 (J1 5/6日 フクアリ)
○・・・横浜 3-0 柏 (ナビ 5/9 水 三ツ沢)
●・・・横浜 0-2 名古屋 (J1 5/12土 日産)
●・・・千葉 1-3 広島 (J1 5/19土 フクアリ)
●・・・横浜 0-1 FC東京 (ナビ 5/23水 三ツ沢)
○・・・鹿島 2-0 甲府 (J1 5/26土 カシマ)
△・・・川崎 1-1 大宮 (J1 5/27日 等々力)
●・・・東V 0-1 愛媛 (J2 6/2土 味スタ)
△・・・柏 0-0 大宮 (J1 6/9土 柏)
△・・・川崎 0-0 柏 (J1 6/16日 等々力)
ホームチーム側から見ると、23試合で、3勝7分13敗。この試合でも、「アウェーの女神」の力を、まざまざと見せ付けた。

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