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【鹿島×磐田】 ナショナルダービー | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

■ 伝統の一戦

ライバル対決。鹿島は、<4−4−2>。内田・岩政・大岩・石神の4バック。期待の新外国人選手であるMFダニーロが、今シーズン、リーグ戦では、初めてスタメンから外れた。

対する、アウェーの磐田は、<4−5−1>。1トップがカレンで、太田・成岡・菊地・パラナ・上田の5人で、中盤を構成する。

■ ハイペースの鹿島

鹿島は、試合開始から、マルキーニョスと田代の2トップを含めて、激しいプレスをかけて、試合の主導権を奪いにかかった。前半13分、左サイドからMF野沢のクロスを田代がヘディングシュート。そのシュートはGK川口がはじいてポストにはじかれるが、跳ね返りをMF中後が決めて、鹿島が先制。中後は、3試合連続ゴールとなった。

しかしながら、前半20分を過ぎると、鹿島の運動量が落ち始めて、磐田がボールを支配するようになる。そこから、前半32分の上田のFKがクロスバーを直撃したシーン、前半35分のカレンのシュートをゴールライン上で鹿島のDF岩政がクリアしたシーン、前半39分の太田がGKと1対1になったシーンと、3度も、ビッグチャンスを迎えた。しかし、同点ゴールは奪えず、前半は、0対1のビハインドで折り返した。

■ 大岩の退場

後半13分、鹿島のDF大岩が2枚目のイエローカードで退場する。大岩の退場で10人となった鹿島に対して、磐田はFW中山を投入し、同点、そして逆転を狙いにくるが、不発。

逆に、後半31分に、本山のスルーパスからマルキーニョスがゴール。鹿島が、2点目を挙げ、結局、2対1で鹿島が勝利した。

■ 18分間の攻防

この試合のポイントになったのは、後半13分に大岩が退場になって鹿島が10人になてから、後半31分にマルキーニョスの追加点のゴールが決まるまでの18分間の攻防である。磐田としては、この18分間に、同点ゴールが奪えなかったことがすべてだった。

磐田は、この時間帯、ほとんどボールをキープしていて、完全に押し込んでいたが、決定機すらほとんど作れなかった。この試合を観戦していたオシム監督が試合後に語っていたように、単調な攻撃に終始した。サイドからのクロスは上がるものの、ほとんどのクロスは、青木と岩政に跳ね返されてしまった。

やはり、中でポイントが出来ない点が気になる。本来、この仕事をしなければならないのは、FWカレンとMF成岡だが、成岡は、ほとんどの時間帯で試合から消えてしまって、カレンもサイドに流れる事が多く、中央で仕事は出来なかった。

■ カレンの1トップ

ここ数試合、FW前田を欠く中、カレンが1トップで起用されているが、なかなか、うまく機能しない。

現代サッカーでは、中央のプレッシャーが厚く、1トップというシステムが難しいものであることは間違いない。また、カレン自身が広範囲に動き回ってリズムをつかむタイプなため、適正外なのかもしれないが、カレンは、水準以上のテクニックと体格を備えているため、1トップを起用にこなせてもいいようにも感じるが、現実には、うまくいかない。

昨シーズンの前田は、サイドに流れることを制限されて、中央に陣取ることをアジウソンから求められて、その結果、非常にうまくいったが、カレンに対しては、そこまでの規制は無いようである。中央にいるべきシーンで、カレンがサイドに流れている場面も多く、不完全燃焼だった。

前半35分のシュートシーンのように、ペナルティエリア内でのポジショニングには、向上のあとが見られる。もう一歩、精進してほしい。

■ 田代のゴール

鹿島の先制点は、FW田代が、磐田のMFマルキーニョス・パラナに競り勝ってヘディングシュートを放ったこぼれ球から生まれたものである。

柳沢の怪我で、マルキーニョスと柳沢の2トップから、マルキーニョスと田代の2トップに変更になったが、柳沢とマルキーニョスが似たタイプなので、やや仕事エリアがかぶることもあったが、田代は、二人にはない高さという武器がある。マルキーニョスが生きやすいのは、田代と2トップを組んだときかもしれない。

この試合の田代は、画面に出てきたのが、このシーンだけであり、全体的には、物足りない内容だったが、一発があるのは、魅力である。

■ ウイークポイント

逆に、このシーンは、磐田は、ウイークポイントの1つが、露呈した形となった。磐田は、4バックだが、左右の両サイドバックが積極的に攻撃に参加して高い位置を取り、その裏のスペースをパラナが管理するスタイルが浸透してきているが、パラナの身長は、174cm。高さに不安があって、パラナが3バックに入るとき、ミスマッチになる瞬間がある。

相手にボールを奪われたとき、パラナは、オーバーラップしたサイドバックのスペースをカバーして、擬似的に3バックの状態になる。リトリートできれば、サイドバックが戻ってくる時間が作れるので問題はないのだが、素早く逆サイドに展開されると、バラナが最終ラインに入ったままになって、そのサイドからクロスが上がると、相手CFとパラナが1対1でマッチアップすることになるので、完全なミスマッチになる。磐田の両サイドバックの攻撃参加は持ち味だが、守備面では、やや、不安を感じる。




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2007/05/13 ジュビロ磐田 トラックバック:0 コメント:0














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