名古屋×新潟 ヨンセンという武器 | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

■ 開幕から好調の名古屋

開幕2連勝を飾った名古屋グランパスが、2分けスタートとなったアルビレックス新潟をホームの瑞穂に迎えるJリーグ第3節。

DFスピラールとDF米山を怪我で欠く名古屋は、右サイドバックにDF竹内を起用。DF大森をセンターバックで起用した。

一方の新潟は、FWエジミウソンが出場停止中。新外国人FWマルシオ・リシャルデスがスタメンで、日本代表候補の矢野と2トップを組んだ。

■ 2対0という完勝

試合は、前半から名古屋が優勢。名古屋は昨シーズンよりもビルドアップがスムーズになり、人数をかけて攻撃を行うシーンが目立った。前半33分、右サイドに抜け出たFW杉本のクロスをFWヨンセンが頭で合わせて先制する。

後半に入ると、名古屋は、さらに中盤の活動量が増して、新潟を押し込む。後半24分には、相手DFとGKの連携ミスをついたMF金が追加点のゴールをマーク。それ以後も、ヨンセンを中心に何度もシュートチャンスを作った。結局、2対0で名古屋が危なげなく完勝した。

■ クリアになった名古屋の攻撃

昨シーズンから続くフェルフォーセン体制が2年目をむかえて、やり方自体は大きな変化はないが、共通意識や精度が上がっており、発展しているという印象。特に、中盤の中村・本田・金・山口・藤田の5人のコンビネーションが格段に進歩した。

「もっと流動的に攻撃したいんだろうけど、どうも、ベースポジションに縛られていて、うまく攻撃が出来ていない。」という昨シーズンの状況から、かなり良くなっている。

■ ヨンセンという武器

FWヨンセンの頭は、ホントに恐い。高さに加えて、アンティシペーションに優れているので、ヨンセンの周辺にクロスが上がると、高確率できわどいヘディングシュートを放つことができる。

一般的に思われているほど、ポストプレーが得意なわけではないが、献身的なプレーも厭わず、ゴール前にしっかりと顔を出して、相手DFの脅威になることができる。最新のノルウェー代表にも選出されて、充実したプレーを続けるヨンセンは、これからも対戦相手の脅威になりそうだ。

■ 気になるシルビーニョのプレー

全体的に低調だった新潟だが、特によくなかったのが、MFシルビーニョ。これだけミスが多く、判断の遅いシルビーニョを見たのは初めてだった。

新潟の攻撃は、ほとんど全てがシルビーニョを経由する。したがって、シルビーニョの出来がチームの勝敗に直結する。不調が一過性のものであればいいが、彼が本来のプレーを見せられないようならば、新潟は苦しくなる。

■ 唯一の光明だった河原のプレー

敗れた新潟だが、途中出場のFW河原のプレーには驚かされた。U20日本代表の中心選手である河原に対しては、「オールラウンドに何でもこなす万能選手だが、それほどのポテンシャル(将来性)は感じない。」という評価を下していたが、その考えは、完全に誤りだったと認識するほかない。

ゴールに向かう積極性が格段に向上し、自ら仕掛けていってシュートを放つシーンが10分あまりの出場時間の中で3度。その全てが、可能性を感じさせるプレーだった。セカンドストライカータイプの選手が不足している五輪代表への抜擢も検討すべきではないかと考える。

■ バランスの悪さを解消したいが・・・

この試合の新潟のスタメンには、深井・田中亜土夢といった個人能力の高い選手が揃っていたが、いずれも、効果的な仕事は出来なかった。彼らに加えて、ベンチには鈴木慎吾がいて、さらには、出場停止中のFWエジミウソンも控える。名前だけ見れば、かなり豪華である。

しかしながら、みんなタイプが似ているので、相乗効果を生み出さず、彼らの能力をフルに活用できていない。FW矢野やDF坂本、MF松下ら、献身的なプレーのできる選手がいるのだから、何とかしてかみ合わせの悪さを解消したい。

■ 新外国人マルシオ・リシャルデス

新外国人のFW/MFマルシオ・リシャルデスについては、今までの新潟にはいないラストパスの出せるアタッカータイプの選手で、かみ合ったら面白い存在になるかもしれない。ただ、相当に頑張らないと、かみ合うことなく、シーズンを送ることなく終わるのではないかという第一印象をもった。

トリッキーなプレーが出来そうで、アクセントをつけられる存在のように思えるが、矢野を外してエジミウソンとリシャデルの2トップにすることは、チームバランスの観点からいっても難しいし、かといって、鈴木慎吾や田中亜土夢のポジションに起用するだけのポテンシャルを持っているとは、現時点では思えなかった。




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2007/03/18 名古屋グランパス トラックバック:0 コメント:0














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