■ スーパーゴール!!!
セルティックの中村俊輔が、リビングストン戦で見せたゴールはスーパーだった。
うまい動き出しで相手マークをはがすと、DFテルファーからのパスを受けながら前を向くと、右方向にパスを出すというフリをしながら、前に突進。ドリブルで二人をかわしてシュート体勢に入ると、思い切って二アサイドを狙ったシュートで決勝ゴール。ホームゲーム、しかも87分の時間帯で、ひとりでゲームを決めたという意味で、非常に価値あるゴールだった。
ボクはセルティックでプレーする中村俊輔を、ずっと、不安な思いで見守っていた。このリーグなら、中村が実力の7割程度を出しただけでも十分にプレーできるので、更なる成長が望めないのではないかと思っていた。事実、開幕から10数試合は、要所では光るプレーを見せるが、大部分は単なるつなぎ役になっており、正直、それほど観戦意欲が沸かなかった。そういった懸念も、このゴールを見れば吹っ飛んでしまう。
あまり語られることはないが、中村俊輔ほど、順調に成長を見せるファンタジスタは、世界的に見ても珍しいのではないだろうか。
初めて、この選手を見たのは、1996年、彼が高校3年生の時の、秋のアジアユースの韓国戦。当時は全く無名の存在だったが、とにかく、うまかったし、とにかくプレーがファンタジーに溢れていた。FW柳沢敦やFW吉田孝行、MF山口智といった、すでにJリーグでもプレーする年上の選手を従えて、完全にゲームをコントロールしていた。左サイドを駆け上がる、DF定定に、繰り出した美しいパスは忘れられない。
その後の活躍は周知の事実なので省略するが、シドニー五輪でも、レバノンアジアカップでも、コンフェデ・フランス大会でも、コンフェデ・ドイツ大会でも、日本の中心として、チームを引っ張った。
ここまで存在感が高まると、新たな心配事が生まれてくる。どうにか、ドイツ大会でベストのコンディションで望めるようしてほしい。今の代表チームは、DF宮本がいなくても、DF中澤がいなくても、MF中田英がいなくても、代役の選手である程度はカバーできるように思うが、MF中村の不在は埋めようがないのではないかと思う。
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