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【湘南×愛媛】 憂愁のひらつか (生観戦記 #10) | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

■ 秋風の中のナイトマッチ

等々力競技場を後にして、平塚競技場に向かう。平塚競技場は、JR平塚駅からバスで8分ほどである。5時40分に、バスに乗って準備万端と思いきや、いっこうに、そのバスは出発しない。ようやく動き出したのは、5時55分。試合開始の5分前である。「おいおい」っという感じがしたが、誰も、文句を言っていない。このアバウトさもJ2っぽくて、OKか。

結局、10分遅れで会場に到着。もともと、キャパが小さくて、一部、開放していないスタンドがあるとはいえ、メインスタンドもバックスタンドも、観客ではいっぱい。これは想定外であった。観衆は4522人だったが、スタンドの雰囲気も悪くない。



湘南 スタメン

試合は、前半から、愛媛が優勢。動き出しの速さが、湘南とは段違いで、激しいプレスに湘南はなかなかパスがつながらない。先制したのは愛媛FC。前半35分、MF赤井が湘南DFに囲まれながらドリブル突破から先制のゴールを挙げた。後半に入ると、湘南もいい形を作り始めるが、後半37分に右サイドを崩されて、最後はMF菅沼に鮮やかなシュートを決められて追加点を許す。試合は、愛媛が2対0で勝利した。

■ 順当に勝利を飾った愛媛FC

アウェーだったが、愛媛の勝利は順当であった。とにかく、前半は、愛媛FCの勢いが湘南を圧倒した。ベースになっているのは、運動量の多さ。動きの量が、湘南よりも、1.5倍は多かった。GKが手でボールをキャッチした後に、どれだけ味方の選手が動き出してボールを受ける動きをしているかを見ていると、その違いが良く分かる。

今シーズンは、外国人選手がいないが、核になる助っ人が1人・2人いれば、来シーズンはジャンプアップできる可能性を秘める。チームのベースは、確実に出来ている。

■ 左サイド攻撃で活路を見出したかった湘南

一方、前半は、いいところのなかった湘南だが、後半17分に、横山・中町に代えて、佐藤悠介とファビオを投入すると、一転して湘南のペースになる。左サイドに流れ気味の、MFアジエルのパスが左SDF尾亦弘友希のオーバーラップを促して、尾亦の左足のクロスから何度もチャンスが生まれていく。中央で待つ、FWファビオの頭に合うシーンも合ったが、なかなかヒットできず。チャンスを決め切れなかった。

ただ、残念ながら、湘南の攻撃は、尾亦のクロスからの展開だけで、バリエーションがほとんどない。当然、右SDFに須田が入れば、左右両サイドから、もっとバランスのいい攻撃が出来ると思うが、ワンパターンだったのは否めない。

■ 見えたJ2の現状と課題

この試合に限ったことではないが、最近のJ2は、愛媛FCのように組織的なサッカーを見せるチームが多い。試合数が多く、また、選手層も厚くないので固定したメンバーで戦うことが多いためか、J1以上に、整備されたサッカーをするチームが出てきた。いい傾向といえるが、ただ、プレスをかわすだけの個人技術をもたないチームが多いので、安易にボールを失うケースが目立つ。

一般的に、プレスがない状況だと、ボールがつながって面白い試合になる。見ている観衆には、そのほうがいいかもしれないが、サッカーのレベル的には落ちる。以前のJ2は、そういう面もあった。しかし、最近は、プレスの掛け合いになって、ボールのつながらない試合が増えてきたように思う。各チームには、いっそうの精進を期待する。

■ あのころのベルマーレ・・・

くしくも、この日は、かつて、死闘を繰り広げた、ヴェルディ川崎とベルマーレ平塚のホームスタジアムに行くことができた。黄金時代のヴェルディにがむしゃらにむかっていた、ベルマーレの攻撃サッカーのマインドは、尾亦の左サイドからのアタックからわずかに垣間見ることは出来たが、あまりの変化に、時代の流れを感じずにはいられなかった。

ベッチーニョ・野口・名良橋・岩本輝・小島伸・坂田・名塚・中田英・・・。あのころのベルマーレは、強くて、魅力的だった。平塚のサポーターは、あのころを知っている。ハーフタイム中に、強化部長(?)への不信任案の横断幕が出ていたが、いっこうに進歩を見せないチーム状況に、ベルマーレサポーターが苛立つ気持ちはよく分かる。彼らの思いに応えるためにも、しっかりとしたプランを立てて、強化をはからなければならない。ライトグリーンのユニフォームが、再びJ1のピッチで見られる日は、いったい、いつ訪れるのだろうか?




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2006/11/19 湘南ベルマーレ トラックバック:0 コメント:0














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