【FC東京×川崎F】 赤と青
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■ 奇跡的な逆転勝利
3位の川崎フロンターレが、味スタでFC東京と対戦。試合は、4対1とリードを許した東京が、後半6分に戸田のゴールで1点を返すと、そのあと、ジュニーニョが退場し、一気に東京の流れに。鈴木・宮沢・平山を投入した東京は、後半38分に鈴木のパスを受けた平山がゴールを上げて移転差に追いつくと、後半39分には、マルコンが遅延行為で退場。9人の川崎に対して攻め込む東京は、ロスタイムに宮沢と今野のゴールで逆転。5対4で東京が、大逆転勝利した。
■ 明暗を分けた交代カード
後半5分にマギヌンのゴールで、一時は1対4とリードされた東京だったが、そこまでの内容が極端に悪かったわけではなかった。したたかに、セットプレーとカウンターから4得点を奪われたという印象だった。後半6分に、戸田のゴールで2点差に追い上げてからは、ずっと、東京が攻め込んでいた。
大逆転の要因になったのは、交代要員の差だった。東京は、鈴木規郎・宮沢・平山と3人の交代選手がみんな結果を残した。反対に、川崎が切ったカードは、佐原・鄭大世・井川という、かなり後ろ向きのカードの切り方だった。ジュニーニョ・我那覇・マギヌンがピッチを去り、相手の攻撃に対する危険性がなくなったことが、川崎の逆転負けにつながった。
■ 大逆転を演出した鈴木規郎
交代選手の中でも、特出したプレーを見せたのが、MF鈴木規郎。石川に代わって、後半9分にピッチに入ってからは、左サイドを基点に、いくつのもチャンスを作った。馬力のあるドリブルと鋭いクロスは、魅力に溢れる。今シーズンは、ガーロ監督の元、左サイドバックでプレーすることが多かったが、この試合は、本来の左サイドハーフに入って躍動した。
ボクは、FC東京が中盤に失速した最大の要因は、鈴木規郎の離脱だと思っている。鈴木の不在の間、伊野波や藤山らを起用したが、なかなか固定できず、大きなウイークポイントになっていた。先発で起用されることはないが、貴重な切り札になっている。
■ 確かに奥谷レフリーに問題はあった
ジュニーニョのシミュレーションに対するイエローとマルコンの遅延行為に対するイエローについてだが、ジュニーニョへの判定については許容範囲で考えられなくもない判定だったと思う。一方、マルコンへの判定については、誤りだったと思う。
ただ、なんとなくのイメージでは、一般的に、2枚目のイエローカードは1枚目に出されるイエローカードよりも判定が甘くなりがちで、また、チームに1人退場者が出ていると、同一チームから2人目の退場者は出しにくいというムードがある。(逆に、相手チームにも退場者が出て、10人対10人になるケースが多く見られる。)でも、こういう、状況状況を考慮した判定をしなさいという、規定はルールブックにはないはずで、そう考えると、奥谷レフリーは、周りに流されず、きっちりと判定して、2枚のレッドカードを提示したといえなくもない。
■ 判定に文句を言いたくなる気持ちは分かるが・・・
試合終了後に、関塚監督はレフリーの判定に対する不満を述べた。その趣旨は、「リードしてからの時間の使い方に日本サッカーは問題があるのに、リードしているチームに不利になる判定が繰り返されるのは、良くない傾向である。」気持ちは、分からなくもない。
ただ、この試合については、逆転負けの要因は、レフリーの判定だけではなかった。そこは、忘れてはいけない。後半のプレー内容では、逆転を許しても仕方がなかった。
関塚監督は、若くて優秀な監督である。だから、敗因をレフリーの判定のせいだけにしてほしくない。10人になったとはいえ、残り35分ほどで、2点のリードがあって、交代のカードも3枚とも残っていたのだ。采配の妙で、逃げ切るくらいの腕を見せて欲しかった。
■ 進化を問われる中村憲剛
次節は、ホームで残留争いをしているアビスパ福岡と対戦する。ジュニーニョ・マルコン・マギヌン・箕輪の4人が出場停止となる。もう、絶対に勝ち点を落とせない試合となる。
こうなると、もう中村憲剛に期待するしかない。せっかく、等々力で観戦予定だというのに、ジュニーニョがいないのは非常に残念だが、中村憲剛のプレーを堪能したい。彼の進化を問われる試合になる。
■ 情熱的な試合を見せるFC東京
一方のFC東京だが、先日のガンバ戦に続いて、見事な逆転劇を見せた。最後まで試合をあきらめない戦いぶりが、この時期になって、ようやく見られるようになった。まだまだ、スタメンが固定できずに、試行錯誤の状況が続くが、逆に言うと、タレントが豊富で使いたい選手が多いということ。(DFラインは除く。)
今のFC東京は、若年層を含めて、代表歴のある選手がずらっと並び、大きな可能性を秘める。ただ、J1での歴史の浅いチームなので、今後、どういったサッカーを目指していくのか、その統一見解がなく、模索している途中であるといえる。どんなサッカーにも対応できるだけの選手が集まってきている。方向性を決めるのが、何よりも大切である。
■ 赤か?青か?
これで、終盤に入って、3強のうち、ガンバ大阪と川崎フロンターレを下したことになる。それも、敗れたチームのは精神的なショックが大きいだろう大逆転での勝利であった。
ボクは、この試合を見て、26日は、赤ではなく、青いユニフォーム(背番号は18?)を着て、味の素スタジアムに行くことに決めた。こうなったら、浦和レッズも倒してしまえ!!!
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