柱谷幸一監督解任を考える。
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■ 柱谷幸一監督の解任
京都サンガは柱谷幸一監督を成績不振のために解任し、後任監督に美濃部直彦ヘッドコーチを昇格させると発表した。柱谷氏は2004年6月、当時J2の京都の監督にシーズン途中から就任。昨季J2では優勝を果たし、京都を3季ぶりのJ1に導いたが、今季は開幕から出遅れており、第25節を終えて4勝6分け15敗の勝ち点18で16位と低迷している。前節の浦和戦で、ホームにもかかららず1対5の敗戦を喫したことで、解任という決断にいたったようだ。
今シーズン中の監督交代というと、他チームは、
広島 小野監督 8節終了時点
セレッソ 小林監督 8節終了時点
福岡 松田監督 12節終了時点
なので、サンガのフロントは、かなり我慢したように思える。
■ 改善されなかった問題点
柱谷監督のサッカーは、一貫して4−2−2−2。攻撃的MFの二人をワイドに開かせて、サイドアタックを基本に仕掛けるサッカーである。はまったときは見事なサッカーを見せたが、その反面、
・つなぐ意識が強すぎて、中途半端なパスを奪われて、カウンターで失点することが多いこと。
・攻撃的MFがサイドに開いていることが多いので、相手のボランチがフリーになりやすく、プレッシャーをかけづらいこと。
というウイークポイントは、最後まで改善できなかった。ダブルボランチを斉藤・米田から斉藤・石井のコンビに代えたことで、守備が引き締まったかのように見えたが、その反面、全体が下がり気味になって、攻撃力の低下を招いた。
柱谷監督には、引き出しがほとんどなかった。4−2−2−2をベースに、一定のチーム力を持ったチームを作ることは出来るが、臨機応変に相手に合わせるサッカーは出来なかった。ホームの西京極では攻撃的ないいサッカーを見せたが、アウェーになると「勝ち点1」すら取れずにあっけなく敗れる試合が多かった。
■ 難しい昇格一年目
それにしても、J1に昇格して1年目のチームの戦い方は難しいなと思う。昨シーズンの京都は、J2で圧倒的な強さを見せ、補強は最小限に抑えてチームの組織力を高めることでJ1残留を目指したが、ここまでは苦戦をしている。J1に昇格したてのチームが日本代表クラスの選手を獲得することは難しいし、J1のスピードに慣れるまでに時間がかかって、スタートダッシュに失敗することが多い。J2の時代から長期計画を立ててJ1に昇格したとしても、J1で降格争いに巻き込まれると、監督はすぐに解任されてしまう。
一度、J2に降格してしまうと、3年くらい、時計の針が戻ってしまう。監督交代が、吉と出るか凶とでるか。
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