サッカーコラム J3 Plus+ 
J1、J2、日本代表を幅広くカバーします。
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■ 新人王はカレン・ロバート

本日、Jリーグアウォーズが開かれた。新人王はジュビロのFWカレン・ロバート。今シーズンは、31試合で13得点の見事な成績で文句なしの受賞だと思う。

カレンは、今シーズン、最も伸びた選手の一人でゴン中山、チェ・ヨンス、グラウといった名手を押しのけてレギュラーポジションを獲得した。

個人的には、カレンの天職は、右サイドハーフ、もしくは右サイドバックだと思っていた。標準以上のスピード、豊富な運動量、献身的な動き、そして力強いキック力、などなど、国際レベルのサイドアタッカーになれる要素をもつ選手だと思っていた。その考えも、FWでこれだけの成績を残されると、やっぱりストライカーなのかなぁと思い、自分の見る目のなさを恥じてしまう。

■ 若手の台頭

カレンを筆頭に、今シーズンのJリーグでは、若手選手、特に、北京世代の選手の台頭が目立った。いつか、書きたいと思っていたので、今日、まとめて書きたい。

この世代の旗手は、平山相太で彼は現時点では別格の存在。これまでにも十分述べているので今日は省きたいと思うが、それ以外の選手でも逸材が多い。そんな中、特に期待しているのが、前田と梶山と家長。

■ 期待のFW前田俊介

前田俊介のプレーを見ていると、ラツィオ時代のシニョーリが思い起こされる。小柄ながら、破壊的でかつ柔らかな左足をもっている。我の強いメンタリティも大物感を漂わせる。特筆すべきは、右サイドの45度でボールをもったときのプレー。

現時点での問題点は、同じチームに佐藤寿人がいること。タイプは全く違うが、小柄なレフティを同時にスタートから起用するのは、なかなか難しい。そういった意味でも、来シーズンのサンフレッチェがどういうフォーメーションを採用するのか楽しみ。ターゲットマンを獲得できれば、流行の3トップを採用したら、ものすごい魅力的なサッカーになると思うけど。

■ 和製バレロン

もう一人、注目しているのがMF梶山。原博美監督が、「ジダンやバレロンになれる存在」と評していたが、確かにボールタッチがそっくり。今シーズンの半ば過ぎからFC東京でも、三浦文丈や宮沢を押しのけてレギュラーを獲得した。この選手の最大の魅力は、なんといっても精度の高いミドルシュート。日本人選手の中では、G大阪の遠藤と並んで、トップクラスだと評価している。昨シーズンの雨中の東京ダービーで決めたロングシュートはすでに伝説となっている。

ただし、この選手は、まだ、持っている能力の半分程度しか発揮していない印象も残る。来シーズンは試合をコントロールして、試合を決めるような決定的な仕事が出来る選手への飛躍を期待したい。

■ 打開力が光る家長

最後に、家長。この選手も、今シーズンの後半から、ガンバでレギュラーポジションを獲得した。最大の魅力は、局面打開力。ドリブラーには、一般的には2つのタイプいて、フレブや本山雅志のような3人4人とかわしてゴールに向かうことの出来るドリブラーと、ルイス・フィーゴやホアキン・サンチェスのようなサイドで相手ディフェンダーと1対1になったときに力を発揮するドリブラーがいるが、家長は後者のフィーゴタイプ。

サイドに、基点が作れるかどうかは、現代サッカーでは、重要になる。そういった意味では、久々に日本に現れた正真正銘のサイドアタッカーで、多大な期待がかかる。

この世代は、逸材が多くて、ホントに楽しみだ。そろそろ、五輪代表の監督が決まると思うが、くれぐれも、これだけの素材をうまく使いこなせるだけの優秀な監督にしてほしい。希望は、原博美か反町康治。


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