【新潟×甲府】 ホームの力
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■ 川中島の戦い
Jリーグ第24節・アルビレックス新潟とヴァンフォーレ甲府の試合。新潟は、ターゲットタイプのFW矢野ではなく、U19日本代表の田中亜土夢を先発で起用。4−2−3−1で、右から、鈴木慎吾・田中亜土夢・ファビーニョを並べる布陣。甲府は、いつもの4−1−2−3。
試合は、前半9分、相手ペナルティエリア付近でビジュのトラップミスを奪った、エジミウソンが決めて先制。後半13分にはエジミウソンの突破から、こぼれたボールを鈴木慎吾が押し込んで追加点。後半27分にも、エジミウソンがこの試合2点目のゴールを挙げて3対0。ホームのビッグスワンで、3対0の勝利をおさめた。

■ 3枚の攻撃的ミッドフィールダー
スコアだけ見ると新潟の完勝のように思えるが、甲府にもチャンスはあった。特に、前半にエジミウソンが先制ゴールを挙げた後の時間帯は、甲府が攻勢を仕掛けて、あわやの場面を多く作った。この時間を”ゼロ”で守りきったことが、この試合の一番の勝因だろう。
この試合の新潟は、前述のように、エジミウソンの下に、鈴木慎吾・田中亜土夢・ファビーニョを並べる布陣。これが、うまい具合に機能した。先制点を奪われた後の甲府が、いつも以上に前がかりになったことも手伝って、効果的なカウンターアタックが多く見られた。
■ アンストッパブルなエジミウソン
やっぱり、エジミウソンは凄い。スピードもあって、突破力もあって、その上決定力もある。さらには、中盤からのボールをしっかり受けて、前線で起点になることも出来る。万能のエジミウソンがいることで、1トップでも十分に機能した。
U19日本代表の田中亜土夢。この選手は、フレーランニングが多くて、汗をかいてチームに貢献できる選手。テクニックレベルも十分で、シュート精度に欠けるきらいはあるが、今後が楽しみな選手だ。大分トリニータの日本代表MF梅崎司が注目を浴びているが、U19が来月のアジア予選を突破するには、梅崎はもちろんだが、田中亜土夢の活躍も不可欠。
■ 鈴木慎吾を日本代表に・・・
ビッグスワンでは、鈴木慎吾はスーパースターに変身する。この試合でも右の攻撃的MFの位置から、再三、チャンスを生み出した。サイドアタッカーながら、今シーズンはすでに8ゴールをマーク。現在28歳と、これから南アフリカ大会を目指すには苦しい年齢かもしれないが、同じ歳の中村直志(名古屋)が、オシム監督になって、初めて代表に呼ばれた例もあるので、鈴木慎吾が代表に呼ばれてもおかしくない。”鈴木慎吾待望論”がなかなか起きないのが、ちょっと不思議なくらいの活躍を見せている。
■ 不用意なミスからの失点
一方の甲府は、ビジュの不用意なプレーで先制を奪われたのが、全てだった。内容的にはイーブンだっただけに、痛い失点だった。最近好調のバレーも、この試合では不発だった。
甲府サイドから見ると、J2の時代から、新潟には、かなりやられているので、”苦手意識”があるのかもしれない。前節のような前向きな意識だけでなく、「まずは、しっかり守らなければ」という後ろ向きの感情に見られた。
■ はまった新潟のコンセプト
この試合の新潟は、「甲府に攻めさせておいて、奪ったボールを逆襲する」というコンセプトがうまくはまった。いつもの2トップではなく、1トップを採用した、鈴木監督の判断が光った形となった。ただし、新潟としては、もう少し厚い攻撃を見せたいところだ。この試合では、エジミウソンが相手のCBとのマッチアップにことごとく勝っていたので問題なかったが、現状は、エジミウソンが封じられたら、得点を奪える可能性はかなり少なくなる。高さのある、FW矢野の奮起に期待したいが、まだまだ、本格化するには時間はかかりそうだ。
■ 楽しみなFC東京戦
来週は、味の素スタジアムで、FC東京と対戦する。5連敗中のFC東京は、平山相太のJデビュー戦となる可能性がある。青いスタジアムの中で、アルビレックス新潟がどれほどのサッカーが見せられるか、楽しみだ。
↑ 味スタでのFC東京戦というと、アルビレックス新潟がJ1での初めての試合と同じ。あのときは、相当な数のアルビレックスサポーターがいたので、今回も、新潟から、多くのサポーターが駆けつけるのかな?盛り上がりそうだな。
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