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【なでしこ×リーグ選抜】 2トップの一角 FW川澄奈穂美が躍動 サッカーコラム J3 Plus+ 

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ホーム > なでしこジャパン > 【なでしこ×リーグ選抜】 2トップの一角 FW川澄奈穂美が躍動

【なでしこ×リーグ選抜】 2トップの一角 FW川澄奈穂美が躍動 | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

■ チャリティーマッチ

初の世界制覇を成し遂げたドイツW杯から1ヶ月。9月からスタートするロンドン五輪のアジア予選が目前に迫ってきた「なでしこジャパン」が「なでしこリーグ選抜メンバー」とチャリティーマッチを行った。会場は東京の国立競技場で、雨にもかかわらず22049人の観衆が集まった。

なでしこジャパンのメンバーは、W杯メンバーから怪我のMF岩渕とGK山郷の二人が外れて、FW永里亜紗が復帰してきただけで、ベースはW杯のメンバーと同じである。しかしながら、海外でプレーしているFW安藤、FW永里、宇津木、DF鮫島の4人はまだチームに合流していない。

なでしこジャパンは「4-2-2-2」。GK海堀。DF近賀、岩清水、田中、矢野。MF阪口、澤、大野、宮間。FW丸山、川澄。ベンチ入りしたのは、GK福元、DF上尾野辺、MF宇津木、FW永里亜、FW高瀬の5人。

対するなでしこリーグ選抜も「4-2-2-2」。GK大友。DF土橋、甲斐、川村優、清水。MF柳田、南山、中野、中島。FW菅澤、宮本。GK松林、MF小林、MF川村真、FW木龍、FW米津、FW渡辺の6人がベンチスタート。DF南山とDF川村優は8/22〜8/27に行われる代表の国内キャンプに参加する予定となっている。

■ なでしこジャパンが逃げ切る

試合は、立ち上がりからなでしこジャパンがペースを握る。前半15分には、左サイドを崩してMF宮間が左足で上げたクロスを右SBのDF近賀が決めて先制する。さらに、前半18分にも、FW丸山がドリブルでDFをかわしてからFW川澄にラストパス。これをFW川澄が決めて2点目を挙げる。

勢いの止まらないなでしこジャパンは、前半23分にも右サイドでセットプレーを獲得すると、MF宮間のボールを中央でフリーのMF阪口が決めて3点目。MF宮間は2アシストの活躍で3対0とリードを広げる。前半はそのまま3対0となでしこジャパンがリードして折り返す。

後半は両チームともメンバーを入れ替えてくるが、流れをつかんだのはなでしこリーグ選抜で、日テレベレーザのFW木龍が活躍する。後半4分には、FW木龍が左サイドを突破し中央に正確なクロスを送ると、フリーのFW菅澤が決めて1点を返すと、後半終了間際にもASエルフェン狭山FCのFW渡辺がPKを決めて1点差に迫る。

結局、後半は攻め込まれてチャンスをほとんど作れなかったなでしこジャパンだったが、何とか1点差で逃げ切ってチャリティーマッチを勝利で飾った。

■ 前半はOK

アメリカとのW杯の決勝以来の試合となった「なでしこジャパン」は、前半は即席チームのため連携の取れていないなでしこリーグ選抜を圧倒した。DFラインと2トップは海外組が不在だったため、一部、変更になったが、中盤の4人はW杯と同じで、ストロングポイントの中盤でなでしこリーグ選抜を大きく上回った。

課題は後半の戦い方である。アジア予選は中1日で5試合を戦うスケジュールなのでサブ組の奮闘は不可欠で、MF澤、MF宮間、MF阪口といった核となる選手をどれだけ休ませられるかが予選では重要になってくるが、この試合の後半のような戦い方では不安を感じてしまう。

なでしこジャパンは、タイ、韓国、オーストラリア、北朝鮮、中国という順番で対戦するが、「タイと韓国が蚊帳の外で、オーストラリア、北朝鮮、中国、日本の4チームで2枚の出場権を争うことになる。」というのが大方の予想であるが、大事なオーストラリアや北朝鮮との試合で、サブの選手を使うには勇気が必要となる流れになってしまった。佐々木監督にとっては誤算だろう。

■ FW川澄奈穂美が躍動

なでしこジャパンのメンバーで光ったのは、2トップの一角で出場したINAC神戸のFW川澄。「サッカー番長」の杉山茂樹さんと、「おしゃれ番長」のFW川澄が「サッカー界の2大番長」で、人気を集めているが、FW川澄は、リーグ戦での調子の良さをそのまま代表のピッチでも披露した。

特に光ったのは、「運動量」と「スピード」で、難しいエリアでボールを受けても、ボールを失うことなく次のプレーにつなげることができるので、たくさんのチャンスを作った。結局、なでしこリーグ選抜のDF陣は彼女を捕まえきれなかった。

2点目のゴールは、2トップの連携で崩した見事なゴールだったが、フリーとはいえ、シュート自体は簡単なものではなくて、浮かしがちなボールが入ってきたが、抑えてコントロールした綺麗な軌道のシュートでネットを揺らした。

なでしこジャパンは、中盤やDFラインはレギュラーがほぼ決まっているが、フォワードについては、実力的には同じくらいの選手が揃っていて、もっともポジション争いが熾烈なポジションである。ドイツ杯では、FW安藤が軸になって、FW永里と2トップを組むことが多かったが、FW川澄も調子がいいので、FWの軸となる可能性もある。

■ FW菅澤とFW木龍

対する「なでしこリーグ選抜」の中では、アルビレックス新潟レディースのFW菅澤と、日テレベレーザのFW木龍の活躍が光った。

FW菅澤はスタメンで出場して後半4分にゴールを決めたが、クロスに対してフリーの状態でゴール前のいいところに入っていって確実にクロスを合わせた。それ以外でも、しっかりと前線で起点になっていて、なでしこジャパンで同じような役割が期待されているFW高瀬やFW永里亜よりも光るプレーを見せた。

FW木龍は後半開始から投入されたが、反撃の中心となった。「スピードに弱い」というのがなでしこジャパンの弱点の1つと言われているが、後半はFW木龍にかき回されてしまって1点差に迫られた。なでしこフィーバーの中で、W杯メンバーとそれ以外のメンバーで格差が生まれているが、こういう試合で代表選手以外が活躍して注目を集めるようになると、観る側も楽しみが増えていく。

今回は、外国のチームを招いて試合を行うという選択肢もあったが、対戦相手として「なでしこリーグ選抜」を選んだというのはいいアイディアであり、後半に「なでしこリーグ選抜」の選手が頑張ったことで、多方面で実りのある試合となった。


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[ 2011/08/20 03:45 ] | | このエントリーを含むはてなブックマーク | なでしこジャパン | TB(0) | コメント(-)





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