■ 日本代表メンバーが発表キリンカップ2009のチリ戦、ベルギー戦とワールドカップアジア最終予選のウズベキスタン戦、カタール戦、オーストラリア戦に挑む岡田ジャパン26名が発表された。
海外組は、MF中村俊輔、MF本田圭佑、MF長谷部誠、MF松井大輔、FW大久保嘉人の5人で、初代表となったのはMF山田直輝とDF槙野智章の2人となった。
① 山田直輝(浦和)の召集 → ここ最近のパフォーマンスを見れば代表に呼ばれても全くおかしくない。浦和というビッグクラブの中で、レギュラーポジションを確保しているというだけでなく、チームの軸になっている。攻撃的MFのポジションは最も層の厚いポジションであるが、5試合の中で出番は回ってくるだろう。
岡田監督は過去にも、DF内田、DF長友、DF安田、MF香川、MF乾、MF金崎らを日本代表に召集しているが、残念ながら、今の日本サッカー界には、若いという本来は武器であるはずのものが、「若すぎる」としてマイナスに作用する空気がある。評価が完全に定まっていない選手をどう評価していいのか分からない(分かっていないという)人が少なくない。
よって、18歳という年齢で日の丸を背負うことは簡単なことではないが、普段のプレーが出来るようだと、日本の新しい武器になる。
② 槙野智章(広島)の召集 → YAHOOのJ1のシュート数ランキングを見ると、今シーズンも外国籍選手が上位に名を連ねるが、ベスト10の中にただ一人、日本人選手が名を連ねる。それが、サンフレッチェ広島のDF槙野智章である。12試合すべてにスタメンフル出場を果たし、シュート数は27本。3バックのストッパーというポジションながら、日本人のあらゆる選手の中で最多のシュート数を誇る。
広島は3バックで、日本代表は4バックとシステムが異なるため、得意の最終ラインからの飛び出しを出来るのかどうかは分からないが、岡田監督が会見で「ほぼ4バックの左サイドをやっているようなプレースタイル。」と話しているので、まさかの左サイドバックでの起用があるかもしれない。
いずれにしても、昨シーズンからの活躍を考えると遅すぎた初代表という感じもするが、今までにないカラーで代表を勢いづけてくれるかもしれない。
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/playerstats.html?lg=1&f=&s=1&o=3【関連エントリー】0921 2008/02/01
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