■ ラスト3節
勝ち点「42」の柏レイソルと、勝ち点「36」のジュビロ磐田の対戦。柏は勝てばJ1残留がほぼ確実となる。一方、磐田は次節にアウェーの鹿島戦を控えているだけに、何としても勝ちたい試合である。
ホームの磐田は<3-5-2>。GK川口。DF鈴木、茶野、岡田。MFロドリゴ、犬塚、駒野、村井、松浦。FW前田、ジウシーニョ。FW中山、FWカレン、MF名波、MF成岡がベンチスタート。
対するアウェーの柏は<4-5-1>。GK南。DF村上、古賀、小林祐、大谷。MF栗澤、杉山、太田圭、アレックス、菅沼。FWポポの1トップ。FWフランサとGK菅野は欠場。
■ 死闘の末に・・・
試合は前半開始から柏が積極的な試合運びでペースを握るが、前半18分にMFロドリゴの見事な縦パスを起点にFWジウシーニョが決めて磐田が先制する。この先制ゴールでリズムを取り戻した磐田は、後半9分にも右サイドで得たフリーキックからMFロドリゴがヘッドで押し込んで2対0とする。
しかし、その直後に柏がFWポポのセットプレーから中央のMF杉山が合わせて1点を返すと、さらに後半29分にも、右サイドを駆け上がったFWポポのアーリークロスを中央のFW李がスルーして、その裏のMF菅沼が決めるという鮮やかな形で決めて2対2の同点に追い付く。
勢いに乗る柏は、後半41分にもFWポポのセットプレーからDF古賀が決めて逆転に成功する。しかし、追い詰められた磐田が後半45分にMF駒野のコーナーキックからFWカレンがニアサイドでヘディングで決めて3対3に追い付く。
結局、ゴールの応酬となった熱い試合は3対3で終了した。
■ 2点リードを守り切れなかったジュビロ
試合を通じて見ると、柏の勢いが磐田を上回っていたが、磐田が効果的に2点を奪って主導権を握った。しかし、2点目のMFロドリゴのゴールのすぐ後のセットプレーで1点差に迫られたことが、逆に、柏に勢いをつける形となった。
次節は優勝決定試合となる可能性のある鹿島とのアウェーゲームを控えているだけに、磐田としてはどうしても勝利が欲しかったが、悔やまれる後半の3失点となった。
ただ、逆転された後、粘ってFWカレンのゴールで追いついたことは評価できる。17位のジェフ千葉との勝ち点差を考えると、次節、勝ち点「1」に終わっても千葉を上回れる状態となった。これは、心理的には大きなことである。
■ 茶野を欠くディフェンス
磐田はこの試合で警告を受けたため、33節と34節でDF茶野を欠くことになった。ここ最近、3バックの中央に入るDF茶野の貢献度は非常に高く、大きな痛手である。同じ残留を争うライバルで34節に直接対決を控える大宮もDFレアンドロが2試合の出場停止と苦しい状況なのが救いではあるが、代役探しは急務である。
もともと3バックの左ストッパーも経験の乏しいDF岡田であり、右ストッパーはベテランDF鈴木秀。この窮地をどう乗り切るか、オフト監督の判断が注目される。
■ ジウシーニョの働き
磐田の攻撃を引っ張ったのがFWジウシーニョ。派手さは無いが、確実なキープと献身的なディフェンスでチームをリードし、さらにゴール前のポジショニングの良さで、確実にネットも揺らすことも出来る。今シーズン9ゴールを挙げているが、彼がいなかったら、磐田はもっと勝ち点を落としていただろう。
FW前田とFWジウシーニョのコンビネーションはまだ完ぺきでは無いが、2人だけで崩すこともできるだけのポテンシャルを持つ。オフト監督になって、攻撃陣のときに前後のポジションチェンジはほとんどなくなったが、その中で、唯一とも言える広範囲に動く活動的な19歳のトップ下のMF松浦を加えたトライアングルが今後の命運を握るのは間違いない。
■ フランサのいない柏
一方の柏は残留を決めることは出来なかったが大宮、それでも得失点差を考えると、ほぼ残留が確実の状況となった。残り2試合で千葉を上回ることが決定し、さらに最低でも、直接対決を控える大宮もしくは磐田のどちらか上回ることも確実のため、16位以下の可能性が無くなり残留が決定した。
どちらかというと磐田イレブンに比べると残留に対するプレッシャーが小さかったこともあって、前半からサッカー自体の内容は非常に良かった。トップのFWフランサが欠場し、FWポポがトップに入ったが、それが逆に誰か一人に頼らない流動性を生み出した。
FWポポ、MF太田、MFアレックス、MF菅沼の4人は、チャンスメーカーにも、フィニッシャーにもなれる存在。いずれの選手もスピードがあって運動量もあって、献身的なプレーもこなす。この4人が前線に揃うと、相手としてはマークがしにくく、スピードに圧倒されてしまう。
当然、FWフランサがいれば、また、カラーが変わってくるが、FWフランサ抜きでもこれだけ質の高い攻撃が出来るようだと、来シーズンはもっと期待できる。
■ チームにフィットするMFアレックス
中でもMFアレックスの動きが良かった。シーズン序盤はなかなかチームにフィット出来ず、持ち味を発揮しきれていない印象だったが、ここに来て、ハイパフォーマンスを見せている。
福岡時代から過小評価されがちの選手だが、運動量もスピードも得点力もあるオールラウンドな選手である。技術があるにもかかわらずセルフィッシュな部分は無く、チームプレーヤーとしても高評価できる。
日本に来て7シーズン目であるが、まだ25歳。外国籍選手ではあるが、彼を軸にチームを作っていけばより良い結果を生みだす可能性は高い。
■ 鍵を握るダブルボランチ
中盤の底でプレーするMF杉山とMF栗澤の活躍も見逃せない。ともにレンタル移籍の身であるが、従来の柏に無い部分を持っていて、大きなプラスとなっている。
MF栗澤は本職とは言えないボランチでの起用であるが、彼のパス出しの能力は他の選手には無いものであり、MF杉山の展開力は目を見張るものがある。来シーズン以降の動向は不明だが、資金的に余裕があるのであれば、ぜひともキープしておきたい選手である。
勝ち点「42」の柏レイソルと、勝ち点「36」のジュビロ磐田の対戦。柏は勝てばJ1残留がほぼ確実となる。一方、磐田は次節にアウェーの鹿島戦を控えているだけに、何としても勝ちたい試合である。
ホームの磐田は<3-5-2>。GK川口。DF鈴木、茶野、岡田。MFロドリゴ、犬塚、駒野、村井、松浦。FW前田、ジウシーニョ。FW中山、FWカレン、MF名波、MF成岡がベンチスタート。
対するアウェーの柏は<4-5-1>。GK南。DF村上、古賀、小林祐、大谷。MF栗澤、杉山、太田圭、アレックス、菅沼。FWポポの1トップ。FWフランサとGK菅野は欠場。
■ 死闘の末に・・・
試合は前半開始から柏が積極的な試合運びでペースを握るが、前半18分にMFロドリゴの見事な縦パスを起点にFWジウシーニョが決めて磐田が先制する。この先制ゴールでリズムを取り戻した磐田は、後半9分にも右サイドで得たフリーキックからMFロドリゴがヘッドで押し込んで2対0とする。
しかし、その直後に柏がFWポポのセットプレーから中央のMF杉山が合わせて1点を返すと、さらに後半29分にも、右サイドを駆け上がったFWポポのアーリークロスを中央のFW李がスルーして、その裏のMF菅沼が決めるという鮮やかな形で決めて2対2の同点に追い付く。
勢いに乗る柏は、後半41分にもFWポポのセットプレーからDF古賀が決めて逆転に成功する。しかし、追い詰められた磐田が後半45分にMF駒野のコーナーキックからFWカレンがニアサイドでヘディングで決めて3対3に追い付く。
結局、ゴールの応酬となった熱い試合は3対3で終了した。
■ 2点リードを守り切れなかったジュビロ
試合を通じて見ると、柏の勢いが磐田を上回っていたが、磐田が効果的に2点を奪って主導権を握った。しかし、2点目のMFロドリゴのゴールのすぐ後のセットプレーで1点差に迫られたことが、逆に、柏に勢いをつける形となった。
次節は優勝決定試合となる可能性のある鹿島とのアウェーゲームを控えているだけに、磐田としてはどうしても勝利が欲しかったが、悔やまれる後半の3失点となった。
ただ、逆転された後、粘ってFWカレンのゴールで追いついたことは評価できる。17位のジェフ千葉との勝ち点差を考えると、次節、勝ち点「1」に終わっても千葉を上回れる状態となった。これは、心理的には大きなことである。
■ 茶野を欠くディフェンス
磐田はこの試合で警告を受けたため、33節と34節でDF茶野を欠くことになった。ここ最近、3バックの中央に入るDF茶野の貢献度は非常に高く、大きな痛手である。同じ残留を争うライバルで34節に直接対決を控える大宮もDFレアンドロが2試合の出場停止と苦しい状況なのが救いではあるが、代役探しは急務である。
もともと3バックの左ストッパーも経験の乏しいDF岡田であり、右ストッパーはベテランDF鈴木秀。この窮地をどう乗り切るか、オフト監督の判断が注目される。
■ ジウシーニョの働き
磐田の攻撃を引っ張ったのがFWジウシーニョ。派手さは無いが、確実なキープと献身的なディフェンスでチームをリードし、さらにゴール前のポジショニングの良さで、確実にネットも揺らすことも出来る。今シーズン9ゴールを挙げているが、彼がいなかったら、磐田はもっと勝ち点を落としていただろう。
FW前田とFWジウシーニョのコンビネーションはまだ完ぺきでは無いが、2人だけで崩すこともできるだけのポテンシャルを持つ。オフト監督になって、攻撃陣のときに前後のポジションチェンジはほとんどなくなったが、その中で、唯一とも言える広範囲に動く活動的な19歳のトップ下のMF松浦を加えたトライアングルが今後の命運を握るのは間違いない。
■ フランサのいない柏
一方の柏は
どちらかというと磐田イレブンに比べると残留に対するプレッシャーが小さかったこともあって、前半からサッカー自体の内容は非常に良かった。トップのFWフランサが欠場し、FWポポがトップに入ったが、それが逆に誰か一人に頼らない流動性を生み出した。
FWポポ、MF太田、MFアレックス、MF菅沼の4人は、チャンスメーカーにも、フィニッシャーにもなれる存在。いずれの選手もスピードがあって運動量もあって、献身的なプレーもこなす。この4人が前線に揃うと、相手としてはマークがしにくく、スピードに圧倒されてしまう。
当然、FWフランサがいれば、また、カラーが変わってくるが、FWフランサ抜きでもこれだけ質の高い攻撃が出来るようだと、来シーズンはもっと期待できる。
■ チームにフィットするMFアレックス
中でもMFアレックスの動きが良かった。シーズン序盤はなかなかチームにフィット出来ず、持ち味を発揮しきれていない印象だったが、ここに来て、ハイパフォーマンスを見せている。
福岡時代から過小評価されがちの選手だが、運動量もスピードも得点力もあるオールラウンドな選手である。技術があるにもかかわらずセルフィッシュな部分は無く、チームプレーヤーとしても高評価できる。
日本に来て7シーズン目であるが、まだ25歳。外国籍選手ではあるが、彼を軸にチームを作っていけばより良い結果を生みだす可能性は高い。
■ 鍵を握るダブルボランチ
中盤の底でプレーするMF杉山とMF栗澤の活躍も見逃せない。ともにレンタル移籍の身であるが、従来の柏に無い部分を持っていて、大きなプラスとなっている。
MF栗澤は本職とは言えないボランチでの起用であるが、彼のパス出しの能力は他の選手には無いものであり、MF杉山の展開力は目を見張るものがある。来シーズン以降の動向は不明だが、資金的に余裕があるのであれば、ぜひともキープしておきたい選手である。
この記事へのコメント
>>> 黄色さん
どうもご指摘ありがとうございます。確かにそのとおりであるので、訂正をしました。
どうもご指摘ありがとうございます。確かにそのとおりであるので、訂正をしました。
いつも楽しませていただいております。
>柏は残留を決めることは出来なかったが
勝点差だけを見るとまだ降格の可能性があるように見えますが
最終節に大宮と磐田の直接対決が残っており
この2チームのうちどちらかは必ず柏の勝点を下回りますので
残留は確定してるはずです。
ご確認いただければと思います。
降格には苦い苦い思い出があるのでどうしても
敏感になってしまいますw
>柏は残留を決めることは出来なかったが
勝点差だけを見るとまだ降格の可能性があるように見えますが
最終節に大宮と磐田の直接対決が残っており
この2チームのうちどちらかは必ず柏の勝点を下回りますので
残留は確定してるはずです。
ご確認いただければと思います。
降格には苦い苦い思い出があるのでどうしても
敏感になってしまいますw
2008/11/26(水) 23:39 | URL | 黄色 #-[編集]
