■ 残り4試合
勝ち点「51」で4位の大分トリニータと、勝ち点「34」で16位のジェフ千葉の対戦。ともに水曜日に天皇杯4回戦を戦っており、中3日での試合となる。
これまでのリーグ戦で、大分は千葉相手に11試合を戦って10敗1分け。1度も勝利がない。大分としては、首位争いに踏みとどまるためにも、勝利が欲しい。
■ スタメン
ホームの大分は<3-5-2>。GK下川。DF深谷、森重、上本。MFエジミウソン、ホベルト、高橋、鈴木慎、金崎。FWウェズレイ、高松。
対する千葉は<4-5-1>。GK岡本。DF坂本、池田、ボスナー、青木良。MF下村、工藤、深井、ミシェウ、谷澤。FW巻。
■ 痛み分けのドロー
立ち上がりは千葉が勢いよく攻める。トップ下のMFミシェウがドリブルで侵入し、大分はMFミシェウの対応に苦しむ。前半半ばを過ぎると大分も落ち着きを取り戻し、イーブンの展開となる。大分はセットプレーを中心に何度も千葉のゴールに迫るが、GK岡本の好守もあって、先制ゴールは奪えない。
一方の千葉は守勢に回るが、時折、MF谷澤らの個人技からチャンスを作る。後半には左サイドでボールを受けたMF谷澤が中に切れ込んでシュートを放ったが、惜しくもクロスバーに弾かれるシーンもあった。
結局、両チームともにゴールは奪えず、痛み分けのドローとなった。
■ ドローの意味
千葉は後半31分にMFミシェウに代わってMF斎藤を投入。このとき、FW新居という選択肢もあったが、ミラー監督はMF斎藤を起用した。これは、「守り切ってドローでもOK」というベンチのメッセージがこもった交代であり、試合終了後のイレブンの表情を見ても、悪くない結果と言える。
確かに、引き分けに終わると17位に転落する状況ではあったが、残り15分という時点での試合展開を考えると、千葉がゴールを奪う確率よりも大分がゴールを奪う確率の方がはるかに高かった。賢明な判断だったといえる。
残り3試合で、千葉としては、少なくとも、あと1チームを勝ち点で上回らなければならないが、すぐ上は大混戦であり、勝ち点1でも取れたことは大きい。
■ 鈴木慎と深井のサイドでの攻防
キーポイントは、大分側の左サイド、千葉側の右サイドの攻防だった。
大分にとっては、千葉のチャンスメーカーであり得点源である右MF深井をどうストップさせるかが問題であるが、この試合では、見事に対面のMF鈴木慎がDF上本と連携して、MF深井を封じて見せた。MF深井はこの日も積極的に仕掛けたが、ほとんどのシーンでボールを失って、むしろブレーキになった。
新潟時代は得点能力のあるアタッカーとしてチームの顔的存在であったMF鈴木慎だが、大分ではウイングバックのポジションが与えられている。確かに2006年にリーグ戦で9ゴールをマークしたころに比べるとゴール数は減っているが、攻守にわたる貢献度を考えると、新潟時代を上回っているかもしれない。
「守備的」と言われる大分だが、右ウイングバックにMF高橋、左ウイングバックにMF鈴木慎を配置しており、かなり攻撃的スペックの高い選手がスタメンに並び、攻撃的な才能のある選手がチームプレーに徹している。MF鈴木慎の存在は今シーズンの大分の象徴といえるだろう。
■ 両サイドの活かし方
ただ、大分は、総得点がリーグワースト3位。これを考えると、攻撃面では改善の余地がある。それは、シャムスカ監督も十分に承知の上だろう。
右のMF高橋、左のMF鈴木慎とも、試合展開によっては、もっとポジションを崩して攻め込んでも問題がないかもしれない。MFエジミウソンとMFホベルトという優秀な潰し屋が背後に控えることを考えると、なおさらである。
リーグ最少失点は見事だが、来シーズン、仮にACLに出場することになったら、もう少し、得点力を挙げる必要がある。今シーズンの好守のバランスの良さは見事だが、そのバランスの良さを意図的に壊す必要が出てくるかもしれない。
■ 残留を目指して・・・
一方の千葉は、31節を終えて17位に転落した。次節はホームゲームの横浜Fマリノス戦。絶対に勝ち点「3」が必要な試合となる。横浜FMも残留が確実とは言えない状況であり、死闘になるだろう。
横浜FM戦の後は、清水、FC東京と続く。
それでは質問です。
あなたが混戦の残留争いで自動降格すると思うのはどのクラブですか?
コメントは25字以内でお願いします。
表1 J1第31節終了時点の成績と残りの対戦相手
勝ち点「51」で4位の大分トリニータと、勝ち点「34」で16位のジェフ千葉の対戦。ともに水曜日に天皇杯4回戦を戦っており、中3日での試合となる。
これまでのリーグ戦で、大分は千葉相手に11試合を戦って10敗1分け。1度も勝利がない。大分としては、首位争いに踏みとどまるためにも、勝利が欲しい。
■ スタメン
ホームの大分は<3-5-2>。GK下川。DF深谷、森重、上本。MFエジミウソン、ホベルト、高橋、鈴木慎、金崎。FWウェズレイ、高松。
対する千葉は<4-5-1>。GK岡本。DF坂本、池田、ボスナー、青木良。MF下村、工藤、深井、ミシェウ、谷澤。FW巻。
■ 痛み分けのドロー
立ち上がりは千葉が勢いよく攻める。トップ下のMFミシェウがドリブルで侵入し、大分はMFミシェウの対応に苦しむ。前半半ばを過ぎると大分も落ち着きを取り戻し、イーブンの展開となる。大分はセットプレーを中心に何度も千葉のゴールに迫るが、GK岡本の好守もあって、先制ゴールは奪えない。
一方の千葉は守勢に回るが、時折、MF谷澤らの個人技からチャンスを作る。後半には左サイドでボールを受けたMF谷澤が中に切れ込んでシュートを放ったが、惜しくもクロスバーに弾かれるシーンもあった。
結局、両チームともにゴールは奪えず、痛み分けのドローとなった。
■ ドローの意味
千葉は後半31分にMFミシェウに代わってMF斎藤を投入。このとき、FW新居という選択肢もあったが、ミラー監督はMF斎藤を起用した。これは、「守り切ってドローでもOK」というベンチのメッセージがこもった交代であり、試合終了後のイレブンの表情を見ても、悪くない結果と言える。
確かに、引き分けに終わると17位に転落する状況ではあったが、残り15分という時点での試合展開を考えると、千葉がゴールを奪う確率よりも大分がゴールを奪う確率の方がはるかに高かった。賢明な判断だったといえる。
残り3試合で、千葉としては、少なくとも、あと1チームを勝ち点で上回らなければならないが、すぐ上は大混戦であり、勝ち点1でも取れたことは大きい。
■ 鈴木慎と深井のサイドでの攻防
キーポイントは、大分側の左サイド、千葉側の右サイドの攻防だった。
大分にとっては、千葉のチャンスメーカーであり得点源である右MF深井をどうストップさせるかが問題であるが、この試合では、見事に対面のMF鈴木慎がDF上本と連携して、MF深井を封じて見せた。MF深井はこの日も積極的に仕掛けたが、ほとんどのシーンでボールを失って、むしろブレーキになった。
新潟時代は得点能力のあるアタッカーとしてチームの顔的存在であったMF鈴木慎だが、大分ではウイングバックのポジションが与えられている。確かに2006年にリーグ戦で9ゴールをマークしたころに比べるとゴール数は減っているが、攻守にわたる貢献度を考えると、新潟時代を上回っているかもしれない。
「守備的」と言われる大分だが、右ウイングバックにMF高橋、左ウイングバックにMF鈴木慎を配置しており、かなり攻撃的スペックの高い選手がスタメンに並び、攻撃的な才能のある選手がチームプレーに徹している。MF鈴木慎の存在は今シーズンの大分の象徴といえるだろう。
■ 両サイドの活かし方
ただ、大分は、総得点がリーグワースト3位。これを考えると、攻撃面では改善の余地がある。それは、シャムスカ監督も十分に承知の上だろう。
右のMF高橋、左のMF鈴木慎とも、試合展開によっては、もっとポジションを崩して攻め込んでも問題がないかもしれない。MFエジミウソンとMFホベルトという優秀な潰し屋が背後に控えることを考えると、なおさらである。
リーグ最少失点は見事だが、来シーズン、仮にACLに出場することになったら、もう少し、得点力を挙げる必要がある。今シーズンの好守のバランスの良さは見事だが、そのバランスの良さを意図的に壊す必要が出てくるかもしれない。
■ 残留を目指して・・・
一方の千葉は、31節を終えて17位に転落した。次節はホームゲームの横浜Fマリノス戦。絶対に勝ち点「3」が必要な試合となる。横浜FMも残留が確実とは言えない状況であり、死闘になるだろう。
横浜FM戦の後は、清水、FC東京と続く。
それでは質問です。
あなたが混戦の残留争いで自動降格すると思うのはどのクラブですか?
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Q1. 2008年のJ1リーグで17位になって自動降格すると思うのはどのクラブですか?
・ 柏レイソル
・ 京都サンガFC
・ 横浜Fマリノス
・ 大宮アルディージャ
・ アルビレックス新潟
・ ジュビロ磐田
・ 東京ヴェルディ
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表1 J1第31節終了時点の成績と残りの対戦相手
| 勝ち点 | 得失点差 | 32節 | 33節 | 34節 | |
| 柏レイソル | 42 | +3 | 磐田(A) | 大分(H) | 神戸(A) |
| 京都サンガFC | 40 | -6 | 名古屋(H) | 大宮(A) | 清水(H) |
| 横浜Fマリノス | 39 | +1 | 千葉(A) | 東京V(H) | 浦和(A) |
| 大宮アルディージャ | 38 | -10 | 新潟(A) | 京都(H) | 磐田(A) |
| アルビレックス新潟 | 38 | -14 | 大宮(H) | FC東京(A) | G大阪(H) |
| ジュビロ磐田 | 36 | -6 | 柏(H) | 鹿島(A) | 大宮(H) |
| 東京ヴェルディ | 36 | -8 | 札幌(H) | 横浜FM(A) | 川崎F(H) |
| ジェフ千葉 | 35 | -15 | 横浜FM(H) | 清水(A) | FC東京(H) |
