■ 宮城スタジアムにて
J2は残り4節。勝ち点「65」で3位のベガルタ仙台がすでにJ2優勝を決めているサンフレッチェ広島と対戦。最低でも3位を死守しなければならない仙台にとっては、前日の土曜日の試合で勝利し、勝ち点が「62」になった4位の湘南ベルマーレと、勝ち点「60」になった6位のセレッソ大阪は気になる存在である。
この試合は仙台のホームゲームであるが、場所はいつものユアテックスタジアムではなく、宮城スタジアム。2002年ワールドカップの日本とトルコの試合が行われたスタジアムである。
このスタジアムは、日本代表にとっても、ベガルタ仙台にとっても、サポーターにとっても、良くないスタジアムである。仙台は、このスタジアムで通算1分5敗と勝利なし。実に4年ぶりの宮城スタジアムでの試合である。
■ 菅井の先制弾も・・・
ホームの仙台は<4-3-2-1>。GK林。DF一柳、岡山、木谷、磯崎。MF斉藤、永井、菅井、関口、梁勇基。FW中島。MF菅井が約2年ぶりにボランチでスタメン出場し、トリプルボランチを採用。
対する広島は<3-6-1>。GK佐藤。DF森脇、ストヤノフ、槙野。MF青山、森崎和、李、服部、高萩、森崎浩。FW佐藤寿人。
試合は、前半32分に仙台が右サイドで展開。中央へのパスをMF永井が意表を突くダイレクトでヒールで流し、ゴール前まで駆け上がっていたMF菅井にラストパスを送ると、MF菅井が落ち着いて決めて仙台が先制する。
しかし、前半44分に、左サイドを駆け上がったDF槙野がゴールライン付近まで切り込んでクロスを上げると、中央のFW佐藤がボレー気味で蹴り込んで同点に追い付く。
後半は、ほとんどの時間帯で広島がボールを支配し攻め込むが、仙台のGK林が守りきって1対1で終了。仙台は最低限の勝ち点「1」を獲得した。
■ 最低限のドロー
仙台はホームゲームではあるが、攻撃力のある広島が相手ということもあって、後半の残り時間が少なくなった状況でも無理に攻めることはしなかった。確かに山形を追うためには勝ち点「3」が欲しかったが、追手のことを考えると、引き分けという結果も悪くなかった。
消極的な采配ではあるが、後半はボールを支配され続けており、攻撃的にチェンジする余裕はなかった。無駄なリスクを冒して勝ち点「3」を狙うのは得策ではない状況であったといえる。
■ 得点感覚が光る菅井直樹
やや劣勢の展開となった中、貴重なゴールを奪ったのが、2006年の最終戦以来というボランチで先発したMF菅井だった。手倉森監督は通常は右サイドバックの菅井をギャンブル的にボランチで起用してきたが、結果的には吉と出た。
今シーズンは、途中で長期で離脱した影響もあって4ゴールのみであるが、もともと得点感覚は並外れたものがあり、2006年は7ゴール、2007年は6ゴール。守備的なポジションの選手ながら、ゴール前のポジショニングセンスは、他の選手には無い独特のものがある。
手倉森監督の意図は分からないが、仮に、右サイドバックで起用すると、広島の攻撃の中心であるDF槙野とマッチアップする形になり、空中戦で大きなミスマッチとなる。だからなのか、右サイドバックにはセンターバックタイプのDF一柳を起用し、MF菅井をボランチに回した。この采配は成功した。
■ 広島の高いモチベーション
広島は、これまで、一度も仙台に勝てていないということもあって、今シーズンの最後の対戦で勝利をつかみたかったところであるが、1対1のドローに終わった。後半は、ずっとボールを支配していただけに、もう少し多くの決定機を作りたかったが、DF岡山を中心とする仙台の守備陣がよく踏ん張った。
ただ、すでにリーグ戦で優勝を決めているにもかかわらず、広島の選手のモチベーションは相変わらず高く、直近で「2位以内に入る。」という明確な目標のある仙台と比べても負けていなかった。
広島イレブンは、すでに2009年シーズンのJ1での戦いに目線が行っている。9月23日という早い段階で昇格を決めた広島だが、その後の戦いにも気の緩みは無く、チームを完成させることに専念できるこの期間(9月24日〜シーズン終了まで)が来シーズンのアドバンテージになりそう予感はある。
■ 不可欠な2列目の活躍
広島はMF柏木が欠場したため、MF高萩とMF森崎浩が2列目で起用されたが、この試合では、今一つの出来で、ゴール前でいつもの迫力を欠く要因の1つとなった。
1トップのFW佐藤寿のゴール感覚は素晴らしく、当然、J1でも相当の活躍が期待できるが、レベルの上がるJ1ではFW佐藤寿の得点力だけに依存するわけにはいかない。今シーズンは、MF高萩が13ゴール、F森崎浩が14ゴールと申し分ない結果を残しているが、このポジションのさらなるレベルアップが来シーズンの戦いぶりを左右するだけに、MF柏木を含めて、コンスタントな活躍を期待したいところである。
J2は残り4節。勝ち点「65」で3位のベガルタ仙台がすでにJ2優勝を決めているサンフレッチェ広島と対戦。最低でも3位を死守しなければならない仙台にとっては、前日の土曜日の試合で勝利し、勝ち点が「62」になった4位の湘南ベルマーレと、勝ち点「60」になった6位のセレッソ大阪は気になる存在である。
この試合は仙台のホームゲームであるが、場所はいつものユアテックスタジアムではなく、宮城スタジアム。2002年ワールドカップの日本とトルコの試合が行われたスタジアムである。
このスタジアムは、日本代表にとっても、ベガルタ仙台にとっても、サポーターにとっても、良くないスタジアムである。仙台は、このスタジアムで通算1分5敗と勝利なし。実に4年ぶりの宮城スタジアムでの試合である。
■ 菅井の先制弾も・・・
ホームの仙台は<4-3-2-1>。GK林。DF一柳、岡山、木谷、磯崎。MF斉藤、永井、菅井、関口、梁勇基。FW中島。MF菅井が約2年ぶりにボランチでスタメン出場し、トリプルボランチを採用。
対する広島は<3-6-1>。GK佐藤。DF森脇、ストヤノフ、槙野。MF青山、森崎和、李、服部、高萩、森崎浩。FW佐藤寿人。
試合は、前半32分に仙台が右サイドで展開。中央へのパスをMF永井が意表を突くダイレクトでヒールで流し、ゴール前まで駆け上がっていたMF菅井にラストパスを送ると、MF菅井が落ち着いて決めて仙台が先制する。
しかし、前半44分に、左サイドを駆け上がったDF槙野がゴールライン付近まで切り込んでクロスを上げると、中央のFW佐藤がボレー気味で蹴り込んで同点に追い付く。
後半は、ほとんどの時間帯で広島がボールを支配し攻め込むが、仙台のGK林が守りきって1対1で終了。仙台は最低限の勝ち点「1」を獲得した。
■ 最低限のドロー
仙台はホームゲームではあるが、攻撃力のある広島が相手ということもあって、後半の残り時間が少なくなった状況でも無理に攻めることはしなかった。確かに山形を追うためには勝ち点「3」が欲しかったが、追手のことを考えると、引き分けという結果も悪くなかった。
消極的な采配ではあるが、後半はボールを支配され続けており、攻撃的にチェンジする余裕はなかった。無駄なリスクを冒して勝ち点「3」を狙うのは得策ではない状況であったといえる。
■ 得点感覚が光る菅井直樹
やや劣勢の展開となった中、貴重なゴールを奪ったのが、2006年の最終戦以来というボランチで先発したMF菅井だった。手倉森監督は通常は右サイドバックの菅井をギャンブル的にボランチで起用してきたが、結果的には吉と出た。
今シーズンは、途中で長期で離脱した影響もあって4ゴールのみであるが、もともと得点感覚は並外れたものがあり、2006年は7ゴール、2007年は6ゴール。守備的なポジションの選手ながら、ゴール前のポジショニングセンスは、他の選手には無い独特のものがある。
手倉森監督の意図は分からないが、仮に、右サイドバックで起用すると、広島の攻撃の中心であるDF槙野とマッチアップする形になり、空中戦で大きなミスマッチとなる。だからなのか、右サイドバックにはセンターバックタイプのDF一柳を起用し、MF菅井をボランチに回した。この采配は成功した。
■ 広島の高いモチベーション
広島は、これまで、一度も仙台に勝てていないということもあって、今シーズンの最後の対戦で勝利をつかみたかったところであるが、1対1のドローに終わった。後半は、ずっとボールを支配していただけに、もう少し多くの決定機を作りたかったが、DF岡山を中心とする仙台の守備陣がよく踏ん張った。
ただ、すでにリーグ戦で優勝を決めているにもかかわらず、広島の選手のモチベーションは相変わらず高く、直近で「2位以内に入る。」という明確な目標のある仙台と比べても負けていなかった。
広島イレブンは、すでに2009年シーズンのJ1での戦いに目線が行っている。9月23日という早い段階で昇格を決めた広島だが、その後の戦いにも気の緩みは無く、チームを完成させることに専念できるこの期間(9月24日〜シーズン終了まで)が来シーズンのアドバンテージになりそう予感はある。
■ 不可欠な2列目の活躍
広島はMF柏木が欠場したため、MF高萩とMF森崎浩が2列目で起用されたが、この試合では、今一つの出来で、ゴール前でいつもの迫力を欠く要因の1つとなった。
1トップのFW佐藤寿のゴール感覚は素晴らしく、当然、J1でも相当の活躍が期待できるが、レベルの上がるJ1ではFW佐藤寿の得点力だけに依存するわけにはいかない。今シーズンは、MF高萩が13ゴール、F森崎浩が14ゴールと申し分ない結果を残しているが、このポジションのさらなるレベルアップが来シーズンの戦いぶりを左右するだけに、MF柏木を含めて、コンスタントな活躍を期待したいところである。
