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【千葉×東京V】 巻誠一郎という男 (生観戦記 #14) | | このエントリーを含むはてなブックマーク | 

2008年9月14日(日) フクアリJ1第24節の観戦記


J1のジェフユナイテッド市原・千葉の前身である古河電気工業サッカー部は、日本サッカーリーグで2回、天皇杯全日本サッカー選手権大会で4回、JSLカップで3回の優勝を飾った日本を代表するサッカークラブであった。

このクラブは、元日本サッカー協会会長の長沼健氏、全日本サッカー協会会長の川淵三郎氏、ドイツのブンデスリーガで活躍した奥寺康彦氏、元日本代表戦士で現日本代表監督の岡田武史氏ら数多くの名選手を輩出し、彼らは現役を引退した後も日本サッカー界に強い影響力を持っており、良くも悪くも、日本サッカー界をリードしてきた。

 #1 フクアリ前①


 #2 スタジアム周辺


80年代後半になると、日本サッカーにもプロ化の波が押し寄せてくる。経営的にも、古河電工単独でのプロクラブ化は難しかったという側面もあって、1991年に古河電工と取引関係にあったJR東日本と合弁し「東日本JR古河FC」が誕生。クラブ名の「JEF」は、母体となった「JR East(=JR東日本)」と「Furukawa(=古河)」の頭文字から生まれた言葉である。

1993年のJリーグが開幕。ジェフ市原は西ドイツ代表のMFピエール・リトバルスキーらが在籍するも、観客動員と成績の両面で長らく苦戦を強いられる。転機となったのは、2003年にイビチャ・オシム氏が監督に就任したことである。オシム体制で3年目となる2005年シーズンには、チーム史上初タイトルとなるナビスコカップを獲得。翌2006年にもナビスコカップを制し、2連覇を達成。2005年がこけら落としとなったフクダ電子アリーナ(フクアリ)の誕生と相まって、チームは最高期を迎えた。

 #3 マスロバル選手(背番号7)


日本サッカーの歴史を顧みても、このチームが「常勝チーム」であった時期はほとんどなく、「ジェフ(古河)は、数年に一度、勢いづいて優勝争いに参加するクラブ」というのが、リーグ内でのポジションである。ただし、現在のところ、日本リーグ、Jリーグを通じて1度も下部リーグに降格したことのない唯一のクラブチームであり、常に、小結的な番付けで、日本サッカーの発展を一翼を担ってきた。これは、誇れるものである。


そのクラブが、今シーズン、降格の危機に陥っている。シーズン前に、フロントとの行き違いもあって、日本代表のMF羽生直剛、MF山岸智、MF佐藤勇人、DF水本裕貴が他クラブに移籍し、五輪代表だったMF水野晃樹はスコットランドリーグのセルティックに旅立っていった。案の定、2008年シーズンは、開幕11試合で2分け11敗と低迷。ヨジップ・クゼ新監督は解任された。

 #4 スタジアムの裏の敷地①


そのジェフ千葉のホームスタジアムがフクダ電子アリーナ(通称:フクアリ)である。前述のように、2005年に完成したサッカー専用のスタジアムである。収容人数は19,781人。最寄りの蘇我駅は東京駅からは最速で約33分と都内からのアクセスも良好。蘇我駅から徒歩で10分の位置にスタジアムがそびえ立つ。

このスタジアムは、従来の「総合運動公園の中心」という位置付けとは異なり、スタジアムの周辺に商業施設や居住地域も存在する「街の中のスタジアム」を実現した点で注目に値する。蘇我駅周辺の再開発事業と相まって、フクアリ周辺は急速に開発が進んでいて、近未来の新しいスタジアム像を描き出すことになった。

 #5 ジェフ千葉のバスが到着


2002年のワールドカップを前に、日本全国に幾つものサッカースタジアムが誕生したが、フクアリは「After 2002」に生まれた新世代のスタジアムであり、建設ラッシュの時期に建てられたスタジアムの建設・運営から得られた反省が生かされており、日本を代表するスタジアムの1つとなっている。

各スタジアムといっても、一様では無いが、例えば、清水エスパルスのホームスタジアムである日本平やジュビロ磐田のホームスタジアムであるヤマハスタジアムは、サッカー処ということもあって、年季の入った熟年サポーターが多い。日本一熱いと言われる浦和レッズのサポーターは、30代あたりの働き盛りのエネルギッシュなサポーターが多く、阪神タイガースが幅を利かせる関西地区をホームとするガンバ大阪の万博競技場には、サラリーマン風のサポーターよりも圧倒的にちびっ子サポーターが多い。千差万別である。

ここで、改めて、フクアリのサポーター層を考えてみると、どちらかというと、20代中盤あたりの若者が多いのに気が付く。女性サポーターの多いのも、フクアリの特徴かもしれない。

 #6 残留の白い横断幕


クゼ監督の後任として、アレックス・ミラー監督を迎えた千葉は、J1第23節を終了して17位のジェフ千葉。大事な終盤戦に差し掛かる時期のホームゲーム。何としても勝ち点「3」が欲しい。この試合のジェフのゴール裏に掲げられた横断幕は、「残留」と大きく書かれたものただ1つだけ。「Win by all」のメッセージを胸に、クラブとクラブにかかわる全ての人のために勝利を目指す。

 #7 東京ヴェルディのサポーター①


 #8 スタジアムの風景(17:37)


自動降格を免れるために、とにかく16位よりも順位を上にしなければならないジェフ千葉。23節までで、16位のジュビロ磐田との差は「8」。残りが11試合ということを考えると、決して簡単な数字では無いが、まだ諦めるような数字でもない。先を見過ぎても仕方がないので、1試合1試合、勝ち点を重ねていくしかない。

この日は、敬老の日の前日。3連休の中間の日ということもあって、ジェフサポーターの出足は早い。キックオフが19:00にもかからわず、何時間も前から、スタジアムに駆けつけて、雰囲気を盛り上げる。17:18に黄色いジェフサポーターの大歓声の中、ジェフ千葉の選手たちがスタジアムに到着。そして、すぐにゴール裏で待つサポーターにスーツ姿のままで挨拶を行う。

 #9 アウェーチームのゴール裏


 #10 スタジアムの風景(17:55)


 #11 那須大亮(背番号5)


 #12 東京ヴェルディのサポーター②


試合開始45分前になると、いよいよ、選手たちがピッチ上でウオームアップを開始。対戦相手の東京ヴェルディは、DF服部年宏、DF土屋征夫、GK土肥洋一ら経験豊富なベテラン揃い。キーププレーヤーは、ここまで8ゴールを挙げているMFディエゴ。試合前の選手紹介でジェフサポーターからもっとも大きなブーイングを浴びたのが、2年ぶりに日本代表に復帰したFW大黒将志。もっとも相手サポーターに恐れられている選手に一番大きなブーイングが浴びせられるのは、常である。

2年ぶりにJ1に復帰した東京ヴェルディ。FWフッキ騒動で雑音に悩まされる時期もあったが、23節までで勝ち点「31」。ここまで9位とまずまずの結果を残している。下位に沈むジェフ千葉に勝利できれば、さらに上の順位も見えてくる。

 #13 チアリーディング


 #14 スタジアムの風景(18:03)


 #15 ちびっ子サポーター


 #16 スタジアムの風景(18:05)


 #17 スタジアムの風景(18:15)


 #18 スタジアムの裏の敷地②


次第に暮れていく夕日が、決戦のムードを盛り上げる。

 #19 メインスタンド裏の通路


 #20 土肥洋一(背番号1)


 #21 レイナウド(背番号10)


 #22 ディエゴ(背番号10)


 #23 ヴェルディのウォーミングアップ風景


アウェーの東京ヴェルディは、MF福西崇史が出場停止。MF菅原智、MF富沢清太郎が怪我のためベンチ外。DF萩村滋則とDF土屋征夫のセンターバックコンビで、MF那須大亮を1ボランチで起用。右サイドにMF柴崎晃誠、左サイドにMFレアンドロ。FW飯尾一慶とFW大黒将志の2トップ。

   GK 土肥洋一
  DF 和田拓三
   DF 萩村滋則
  DF 土屋征夫
   DF 服部年宏
   MF レアンドロ
   MF 那須大亮
   MF 柴崎晃誠
   MF ディエゴ
   FW 飯尾一慶
  FW 大黒将志

 #24 ジェフのウォーミングアップ風景


ホームのジェフ千葉は、8月25日に名古屋グランパスから加入したMF深井正樹がいきなりスタメン出場。MFミシェウは怪我のためベンチ入りできなかったが、MF谷澤達也がスタメン復帰。FW巻誠一郎の1トップで、MF新居辰基がトップ下に入る。MF工藤浩平がベンチスタートとなった。

  GK 岡本昌弘
  DF 坂本將貴
  DF 池田昇平
  DF 青木良太
  DF ボスナー
  MF 谷澤達也
  MF 下村東美
   MF 深井正樹
   MF 新居辰基
   MF 戸田和幸
   FW 巻誠一郎

 #25 ヴェルディのスタメン


 #26 巻誠一郎(背番号18)


 #27 新居辰基(背番号11)


 #28 深井正樹(背番号36)


 #29 スタジアムの風景(18:57)


 #30 ジェフイレブンの円陣①


 #31 ジェフイレブンの円陣②


前半から攻め込んだのはアウェーの東京ヴェルディ。MFディエゴの類まれなキープ力を生かし、左サイドを制圧。MFディエゴを起点に、左サイドバックのベテランDF服部年宏が効果的なオーバーラップを見せて、ホームチームを押し込む。中盤のやや下がり目に入ったMF柴崎晃誠の高度なテクニックも光り、黄金時代を思わせるパスワークを随所に披露した。

一方の千葉は、右サイドのMF深井正樹とMF谷澤達也が積極的な仕掛けから個人技を見せるが、それも単発に終わる。次第にボールを支配されるようになって、DFラインが下がり目になってしまう最悪の展開。マークのずれも目立ち、前半を0対0で終えられたのは幸運だった。

 #32 スタジアムの風景(19:46)


 #33 ヴェルディのイレブン


リズムの悪い千葉は後半開始からMF工藤浩平を投入。交代選手としては、MF新居辰基、MF深井正樹、MF戸田和幸の3人が考えられたが、ミラー監督の決断は、MF戸田和幸とのチェンジ。MF工藤浩平をボランチに起用して、ボール支配力を高める戦法に賭けた。

その効果はすぐに表れる。後半4分に、MF谷澤達也が右サイドのスペースに走りこんだMF工藤浩平にロビングのパスを送ると、MF工藤浩平がサイドを突破。そのまま、タイミングよく中央にクロスボールを上げると、FW巻誠一郎がDF和田拓三のマークをものともせず、ダイビングヘッドで叩き込んで千葉が先制する。このゴールが、その後の展開を大きく左右することになった。

リードを奪った千葉は、ヒートアップするスタンドの後押しを背に、勢いを増す。MF谷澤達也のドリブルが効果的で、左サイドバックのDF青木良太のオーバーラップも威力を発揮する。後半23分には、DF萩村滋則に倒されたFW巻誠一郎がペナルティーキックをゲット。MF深井正樹が冷静に決めて追加点を挙げる。後半24分には、再び、FW巻誠一郎がDF萩村滋則のファールを誘ってレッドカードを誘発。

2点ビハインドの東京ヴェルディは、MF広山望、FW平本一樹を投入し、ゴールを目指すが不発。そのまま、千葉が勝ち点「3」をゲットし、16位のジュビロ磐田との差を「5」に縮めることに成功。可能性の広がる勝利となった。

 #34 ヒーローの2人


 #35 歓喜のイレブン


リズムを変えたのは、やはりMF工藤浩平。前半は、東京ヴェルディのMF柴崎晃誠が試合をコントロールし、東京ヴェルディ優勢で進んだが、MF工藤浩平の投入で一変した。ここ数試合の出来から考えると、スタメンを外れたこと采配自体がやや疑問であったが、出来の悪かった前半を終えて、ゲームの行方を変えられるだけの選手がベンチに控えていたことは幸運だった。

前半の千葉は、MF戸田和幸とMF下村東美のダブルボランチ。ともに守備力には定評があって、つなぎのパスも悪くないが、やはり、密集したエリアでボールを扱うのは得意とはしておらず、相手に囲まれてしまうと、バックパスをするか、前方に蹴り出すことしか出来なかったが、MF工藤浩平の場合は、テクニックで相手をいなしたり、フェイントで相手の逆を突いて、前線に効果的なパスを送り出すことができる。

後半4分のFW巻誠一郎のゴールの場面では、逆にパスの受け手となって、サイドを切り裂いてアシストを記録。アレックス・ミラー監督も、MF工藤浩平の貢献度の高さを評価していた。守備力を考えると、MF下村東美のパートナーにMF戸田和幸やMF斉藤大輔を起用することも考えられるが、今後、勝ち点「3」の欲しい試合では、先発からMF工藤浩平をボランチで起用することも大いに考えられる。

千葉はこの試合から復帰の可能性もあったMFミシェウ抜きの布陣で勝利を得たことが大きい。MFミシェウは次節からの復帰が濃厚と言われており、無理をすればこの試合の出場も可能だったのではないかと思われるが、我慢をしてベンチからも外してきた。1つの賭けではあったが、勝利をつかんだことでこの賭けに成功したと言える。

 #36 深井のインタビュー


 #37 ゴール裏のサポーターに挨拶


MF深井正樹やMF谷澤達也といった選手が光るプレーを見せたものの、やはり、以前として、MFミシェウにかかる期待は大きく、残留という目標を果たすにはMFミシェウの力は不可欠である。そのMFミシェウに無理をさせることなく、復帰までに1週間の猶予を与えて、慎重に「こと」を運んだ。この決断は、後々になって効いてくるかもしれない。

 #38 スタジアムの風景(21:03)


対する東京ヴェルディとしては、前半にノーゴールに終わったことが響いた。前半のシュート数は「10-3」と圧倒していて、MFディエゴらのミドルシュートを中心に何度も千葉のゴールに迫ったが、あと一歩、ゴールには結び付かなかった。前半21分には、FW大黒のヘディングシュートがポストを叩いたが、このシュートが決まっていれば、東京ヴェルディの圧勝もあり得た。そのくらい前半の東京ヴェルディのサッカーは内容的にも良かったし、質も高かった。

攻撃の中心になったのは、トップ下のMFディエゴ。184cmでがっちりした体格のMFディエゴは、少々のマークはものともしない強さを備える。左足を駆使した繊細なテクニックも十分で、1人で局面を打開することもできるし、上手く周りを生かすことも出来る。以前、チームに所属したFWフッキも独力で相手ディフェンスに迫れるだけの個人技を持っていたが、彼の頭の中にパスの選択肢はほとんどない。したがって、FWフッキを相手にするときは、相手チームはFWフッキのドリブルとシュートだけを警戒すれば何とか対処できるが、MFディエゴを相手にするときは、そう単純にはいかない。

前半の千葉は、プレスを掛けようとしてもMFディエゴにボールが渡ると2人・3人でボールを奪いに行っても奪回することが難しく、時間が経つにつれて、プレッシャーをかけられなくなって、守備面で破綻をきたしていった。

 #39 スタジアムの風景(21:07)


後半は千葉のMF工藤浩平に中盤を支配されることになったが、前半は東京ヴェルディのMF柴崎晃誠がオーガナイザーとして素晴らしい働きを見せた。1ボランチのMF那須大亮をサポートすべく中盤の右サイドに入ったMF柴崎晃誠は、正確なダイレクトパスとキープ力で巧みに中盤を構成した。

東京ヴェルディというと、ベテランとブラジル人選手の組み合わせで主力が構成されており、若手選手になかなか出番が回ってこないことが多いが、1984年生まれのMF柴崎晃誠は新時代のチームの軸になりうる。

 #40 試合後のスタジアム(21:13)


後半は失速したものの、前半の東京ヴェルディのサッカーは、確かに黄金時代の「読売のサッカー」の片りんを見せた。当然のことながら、MFラモス瑠偉、FW三浦知良、FW武田修宏、MF北澤豪といった黄金戦士はチームには残っておらず、FW平本一樹やFW飯尾一慶らユース育ちの選手が何人かは控えているが、つながりは太くは無い。ただ、これが「伝統」というものなのか、あの強引なまでに中央突破にこだわる独特のスタイルを継承しているのはヴェルディのみであり、時々、ハッとするような連携を見せる。

23節の浦和レッズ戦のMFディエゴの中央突破からの美しいゴールはその典型であったが、MFディエゴやFW大黒将志といった選手までもが、ヴェルディ色を受け継いでいる。柱谷哲二監督が特別、黄金期のヴェルディのサッカーにこだわっているとは思えないが、随所にノスタルジーを感じさせる。それが緑色のユニフォームの持つ魔力なのだろうか?

 #41 試合後のスタジアム(21:15)


この試合は両チームともに激しい闘志を見せた好ゲームとなったが、主役はFW巻誠一郎だった。値千金の先制ゴール、2点目のMF深井正樹のゴールにつながるPKゲット、相手DF萩村滋則を退場に追い込むファールゲットと、獅子奮迅の活躍を見せた。この試合のヘディングゴールで今シーズンは8ゴール目。チームのトップスコアラーとして多大な貢献を見せているが、やはり、彼の活躍は、ゴール数からだけでは判断できない。

やはりというべきか、フクアリには「背番号18」のユニフォームを着たサポーターが一番多い。FW巻誠一郎は決して華やかな選手では無いし、スター選手では無い。華麗さとは無縁の選手であり、荒さも目立つ。ただ、彼のプレーには、確かに、見るものに訴えるかけるものがある。常に全力プレーでチームを引っ張る姿勢、怪我を恐れることなくゴール前に頭から飛び込んでいく勇気・・・。観衆が真にスタジアムで求めるのは何なのか?巻誠一郎のプレーには、その答えがつまっている。

シーズン前に代表選手5人がチームから離脱する中、唯一、ジェフ残留を決意をした巻誠一郎。その無骨な生き方は時にマイナスに働くこともあるが、彼ほど、サポーターの思いをピッチ上でストレートに表現してくれる選手は少ない。だから、サポーターは巻誠一郎をサポートし続ける。

 #42 試合後のスタジアム(21:42)


 #43 試合後のスタジアム(21:45)



【ジェフ千葉:採点】:

GK-岡本昌弘 : 6.0

  → 相手のロングボールに対して同じようなタイミングで飛び出して、同じように十分なクリアが出来ないなど、不安定な面もあったが、キャッチングは安定していた。正ゴールキーパーに定着したことで、少し落ち着きが見られるようになってきた。


DF-坂本將貴 : 5.5

  → 前半は新加入のMF深井正樹とのコンビネーションが悪く、相手の左サイドを止めきれなかった。後半に入ると、チームのリズムが良くなったこともあって、徐々に攻撃にも参加できるようになった。ただボールを持った時に慌てるシーンが多く、簡単に前に蹴り出してしまうのはマイナス。


DF-池田昇平 : 6.0

  → MFディエゴやFW平本一樹といった突破力のある選手に対して、安易に飛びこまずに冷静に対処した。守備面では高いパフォーマンスを見せたが、攻撃ではビルドアップでミスが多く、うまく攻撃につなげられなかった。


DF-ボスナー : 6.5

  → 相手が高さを警戒していたのかロングボールは少なく、空中戦で力を発揮するシーンは少なかったが、その分、地上戦で威力を発揮した。リーチの長さは脅威的で、フェアなタックルが光る。


DF-青木良太 : 7.0

  → 前半は今一つだったが、後半に入るとMF谷澤達也との連携で左サイドを制圧した。持ち味の守備力に加えて思い切りのいい攻撃参加が効果的で、左サイドバックの選手らしくなってきた。


MF-戸田和幸 : 5.0

  → 前半はバランス取りに終始し、持ち味のタフなディフェンスは見せられなかった。前半のみの交代でも致し方なし。


MF-下村東美 : 5.5

  → 前半は判断の遅さからピンチを招くシーンもあったが、後半はMF工藤浩平をサポートして、中盤の主導権を奪い返した。


MF-深井正樹 : 6.5

  → 初出場で初ゴール。前半は守備で苦戦したが、攻撃では得意のドリブル突破とシュートで攻撃を活性化させる。ビッグチャンスにはつながらなかったが、右サイドからダイアゴナルに走りこんでゴール前に侵入するプレーは、大きな可能性を感じさせた。


MF-谷澤達也 : 6.5

  → 高いキープ力で攻撃の軸となった。後半は左サイドバックのDF青木良太を生かしきって、サイド攻撃に厚みを加えた。ラストパスの精度を欠いたのは残念だったが、動きは良かった。


MF-新居辰基 : 4.5

  → トップ下に近いポジションで出場。なかなかボールを保持できず、ゴール前でも仕事が出来なかった。体のキレも良くなさそうで、今後に不安の残る試合となった。


FW-巻誠一郎 : 7.5

  → 見事なダイビングヘッドで貴重な先制ゴールをマーク。


(途中出場)-MF工藤浩平 : 7.0

  → 後半開始から出場。期待通りの働きでチームを躍動させた。FW巻誠一郎へのクロスは完璧で、鋭い飛び出しも見事だった。


(途中出場)-FWレイナウド : 6.0

  → 後半15分から出場。珍しくタフなプレーで守備にも貢献した。


(途中出場)-DF斎藤大輔 : 採点なし。

  → 後半44分から出場。



【東京ヴェルディ:採点】:


GK-土肥洋一 : 5.5

  → 1失点目は致し方なし。PKシーンはうまくDF萩村と連携が取れていれば、イージーで処理できたかもしれない。ただ、決定的な3失点目は許さず、安定感はあった。


DF-和田拓三 : 5.0

  → 試合を通してうまく中盤に絡めなかった。後半は相手の左サイドへの対応で後手を踏んだ。


DF-萩村滋則 : 3.5

  → 安易なファールで痛恨のPKを取られると、さらに後半24分にFW巻へのタックルでレッドカード。擁護出来ない決定的なミスが続いた。


DF-土屋征夫 : 5.5

  → コンディション不良なのか、余裕のないプレーに終始した。三方との連携も今一つで、メンタル面も不安定だった。


DF-服部年宏 : 7.0

  → MFディエゴやMF柴崎との素晴らしい連携で前半は完全にサイドを制圧。クロスの精度も高く、申し分のない出来だった。


MF-那須大亮 : 5.5

  → チーム事情もあってボランチでプレー。MF柴崎とのコンビネーションもよく、前半はチームに落ち着きをもたらしたが、後半はマークミスが増えた。


MF-柴崎晃誠 : 6.0

  → 抜群のキープ力とテクニックとアイディアで前半はゲームをコントロール。素晴らしい出来だったが、後半は失速した。


MF-レアンドロ : 4.5

  → 周りとかみ合っておらず、本来のプレーは出来なかった。2失点目は彼のパスミスから生まれた。


MF-ディエゴ : 6.0

  → 前半はアンストッパブル。高いキープと強引な突破でシュートチャンスを生み出した。ただ、決定機に確実に決めたかった。


FW-大黒将志 : 5.5

  → 見事なボールの引き出し方でボールを受けて、チャンスシーンを演出。ゴールは無かったが、動きは悪くなかった。


FW-飯尾一慶 : 5.5

  → 進出奇抜な動きで相手チームをかく乱し、前半の多くのチャンスに絡んだ。


(途中出場)-MF廣山望 : 5.5

  → 後半22分から出場。古巣相手にいいプレーを見せたかったが、悪い流れを変えられなかった。


(途中出場)-FW福田健介 : 採点なし。

  → 後半29分から出場。DF萩村の退場に伴うシフトチェンジで起用された。


(途中出場)-FW平本一樹 : 5.5

  → 後半35分から出場。果敢な突破を見せたが、決定機は作れなかった。




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【J2】 ポジション別に1位から10位までランキングで評価する。 (アタッカー編) ~3位:MF島屋八徳(徳島)、2位:MF小塚和季(山口)、1位は・・・。~

08月12日
【J2】 ポジション別に1位から10位までランキングで評価する。 (ボランチ編) ~3位:MF田口泰士(名古屋)、2位:MF佐藤謙介(横浜FC)、1位は・・・。~

08月12日
【J2】 2017年の夏の移籍市場での「効果的だ。」と思う補強 (1位-10位)~3位:FWムルジャ(湘南)、2位:MFガブリエル・シャビエル(名古屋)、1位は・・・。~

08月11日
【J1】 2017年の夏の移籍市場での「効果的だ。」と思う補強 (1位-10位)~3位:FWパトリック(広島)、2位:FWジェイ(札幌)、1位は・・・。~

08月11日
【J2】 ポジション別に1位から10位までランキングで評価する。 (左SB/WB編) ~3位:MFパク・ヒョンジン(岡山)、2位:MF安在和樹(東京V)、1位は・・・。~

08月11日
【J2】 ポジション別に1位から10位までランキングで評価する。 (CB編) ~3位:DF飯田真輝(松本山雅)、2位:DFヨン・ア・ピン(横浜FC)、1位は・・・。~

08月10日
【J2】 ポジション別に1位から10位までランキングで評価する。 (右SB/WB編) ~3位:MF飯尾竜太朗(長崎)、2位:DF 石櫃洋祐 (京都)、1位は・・・。~

08月10日
【J2】 ポジション別に1位から10位までランキングで評価する。 (GK編) ~3位:GK佐藤優也(千葉)、2位:GK白井裕人(金沢)、1位は・・・。~

08月10日
【J1】 ポジション別の個人ランキング (1位-10位) (フォワード編) ~3位:FW杉本健勇(C大阪)、2位:FWクリスティアーノ(柏)、1位は・・・。~

08月09日
【J1】 ポジション別の個人ランキング (1位-10位) (アタッカー編) ~3位:MF小林悠(川崎F)、2位:MF中村憲剛(同)、1位は・・・。~

08月09日
【J1】 ポジション別の個人ランキング (1位-10位) (ボランチ編) ~3位:MF大島僚太(川崎F)、2位:MFソウザ(C大阪)、1位は・・・。~

08月09日
【J1】 ポジション別の個人ランキング (1位-10位) (左SB/WB編) ~3位:DF永戸勝也(ベガルタ仙台)、2位:DF吉田豊(サガン鳥栖)、1位は・・・。~

08月08日
【J1】 ポジション別の個人ランキング (1位-10位) (CB編) ~3位:DF中谷進之介(柏)、2位:DFマテイ・ヨニッチ(C大阪)、1位は・・・。~

08月08日
【J1】 ポジション別の個人ランキング (1位-10位) (右SB/WB編) ~3位:DF松田陸(C大阪)、2位:MF関根貴大(浦和)、1位は・・・。~

08月07日
【Jリーグ】 次にJ1初昇格を果たすクラブ (1位-10位) ~3位:山口、2位:長崎、1位は・・・。~

08月07日
【Jリーグ】 ポジション別の個人ランキング (1位-10位) (キーパー編) ~3位:GKカミンスキー(磐田)、、2位:GKチョン・ソンリョン(川崎F)、1位は・・・。~

08月06日
【Jリーグ】 将来が有望な若手のアタッカー (1位-10位) ~3位:MF菅大輝(コンサドーレ札幌)、2位:MF高木彰人(ガンバ大阪)、1位は・・・。~

08月06日
【Jリーグ】 将来が有望な若手のストライカー (1位-10位) ~3位:FW前田大然(水戸)、2位:FW岩崎悠人(京都)、1位は・・・。~

08月06日
【Jリーグ】 ノビシロの大きなクラブ (1位-10位) ~3位:柏レイソル、2位:セレッソ大阪、1位は・・・。~

08月05日
【Jリーグ】 守備力が高いSB (1位-10位) ~3位:DF徳永悠平(FC東京)、2位:DF小林祐三(サガン鳥栖)、1位は・・・。~

08月05日
【Jリーグ】 選手補強の上手なクラブ (1位-10位) ~3位:浦和、2位:広島、1位は・・・。~

08月05日
【Jリーグ】 サポーターから信頼されている主審 (1位-10位) ~3位:東城穣さん、2位:家本政明さん、1位は・・・。~

08月04日
【Jリーグ】 新外国人選手の発掘に長けたクラブ (1位-10位) ~3位:コンサドーレ札幌、2位:川崎フロンターレ、1位は・・・。~

08月04日
【Jリーグ】 下部組織出身が充実しているクラブ (1位-10位) ~3位:セレッソ大阪、2位:ガンバ大阪、1位は・・・。~

08月04日
【Jリーグ】 フロントが優秀なクラブ (1位-10位) ~3位:サンフレッチェ広島、2位:川崎フロンターレ、1位は・・・。~

08月03日
【Jリーグ】 ボール奪取力に優れたボランチ (1位-10位) ~3位:MF井手口陽介(ガンバ大阪)、2位:MF今野泰幸(同)、1位は・・・。~

08月03日
【Jリーグ】 ビルドアップ能力の高いSB (1位-10位)

08月03日
【Jリーグ】 フィード力に優れたセンターバック (1位-10位)


08月01日
全記事一覧(2005年-2017年)


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【日本代表】
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 ├サガン鳥栖 (110)
 -----新居辰基 (12)
 -----鎌田大地 (15)
 -----豊田陽平 (22)
 -----林彰洋 (0)
 -----松本育夫 (10)

【Division 2】
 ├コンサドーレ札幌 (126)
 -----稲本潤一 (22)
 -----小野伸二 (20)
 -----菊地直哉 (10)
 -----都倉賢 (12)
 -----野々村芳和 (12)
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 ├モンテディオ山形 (56)
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 ├水戸ホーリーホック (31)
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 ├東京ヴェルディ (81)
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 ├町田ゼルビア (14)
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 ├ファジアーノ岡山 (57)
 -----岩政大樹(40)
 -----加地亮 (24)
 -----片山瑛一 (11)
 -----渡邊一仁 (11)
 ├レノファ山口 (27)
 -----岸田和人 (20)
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 ├徳島ヴォルティス (51)
 -----内田裕斗 (17)
 ├カマタマーレ讃岐 (10)
 -----我那覇和樹 (25)
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 ├愛媛FC (45)
 -----表原玄太 (8)
 -----河原和寿 (17)
 ├ギラヴァンツ北九州 (13)
 -----風間宏希 (15)
 -----小松塁 (17)
 ├V・ファーレン長崎 (14)
 -----坂井達弥 (9)
 -----佐藤洸一 (15)
 -----パク・ヒョンジン (4)
 -----永井龍 (21)
 ├ロアッソ熊本 (56)
 -----上村周平 (10)
 -----清武功暉 (21)
 -----齋藤恵太 (8)
 -----嶋田慎太郎 (12)
 -----平繁龍一 (12)
 -----巻誠一郎 (15)

【Division 3】
 ├ブラウブリッツ秋田 (12)
 ├福島ユナイテッド (8)
 ├栃木SC (32)
 ├長野パルセイロ (10)
 -----塩沢勝吾 (11)
 ├カターレ富山 (29)
 -----岸野靖之 (12)
 -----苔口卓也 (13)
 ├ガイナーレ鳥取 (10)
 ├大分トリニータ (49)
 ├FC琉球 (9)
 ├Jリーグ・アンダー22選抜 (6)

【日本代表】
 ├アギーレジャパン(観戦記) (4)
 ├アギーレジャパン(全般) (12)
 ├アギーレジャパン(採点) (2)
 ├関塚ジャパン(観戦記) (25)
 ├関塚ジャパン(全般) (36)
 ├なでしこジャパン(観戦記) (21)
 ├なでしこジャパン(全般) (9)
 ├鈴木ジャパン(U-19日本代表) (4)
 ├98ジャパン(U-16日本代表) (4)
 ├ザックジャパン(観戦記) (57)
 ├ザックジャパン(全般) (129)
 ├ザックジャパン(採点) (32)
 ├岡田ジャパン(観戦記) (40)
 ├岡田ジャパン(全般) (45)
 ├オシムジャパン(観戦記) (20)
 ├オシムジャパン(全般) (63)
 ├反町ジャパン(観戦記) (16)
 ├反町ジャパン(全般) (24)
 ├吉田ジャパン (11)
 ├牧内ジャパン (1)
 ├城福ジャパン (2)
 ├池内ジャパン (2)
 ├布ジャパン (4)
 ├94ジャパン(吉武ジャパン) (6)
 ├96ジャパン(吉武ジャパン) (11)

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