サッカーコラム J3 Plus+ 
J1、J2、日本代表を幅広くカバーします。
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第24位  0648  2007/07/14   オシムはジェフの選手を「ひいき」してはいないか?  → 22拍手
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第32位  1101  2008/06/19   DF水本裕貴の退団とカンテーラについて → 19拍手
第32位  1323  2009/02/02   【鹿島レジェンド×磐田レジェンド】 秋田豊選手 引退試合 (生観戦記 #1)  → 19拍手


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■ 相性抜群

1998年以来、東京ヴェルディ戦はホームで8連勝中というジュビロ磐田が、ヤマハスタジアムで東京Vと対戦。

磐田は<3−5−2>。GK川口。DF加賀・田中・茶野。MF駒野・村井・ロドリゴ・上田・ジウシーニョ。FW前田・カレン。新外国人のMFロドリゴがスタメン出場。

アウェーの東京Vは<4−4−2>。GK土肥。DF富沢・土屋・那須・服部。MF菅原・福西・柴崎・ディエゴ。FW大黒・平本。ポルトへの移籍が決定的といわれるFWフッキは欠場。FWレアンドロもベンチ外。磐田の黄金時代を支えたDF服部とMF福西がヤマハスタジアムでプレーする。

■ 痛み分けのドロー

前半1分に磐田が中央でFW前田が起点を作って右サイドに展開。MFジウシーニョのパスを受けたDF駒野がピンポイントクロスを送ると、中央でフリーのFW前田がヘディングで決めていきなり先制する。前半は1対0で終了。

後半に入ると、磐田が追加点を狙って攻勢に出るが、チャンスシーンで決められず。すると、後半23分に東京VがMF福西のスルーパスを受けた途中出場のDF和田がニアサイドを破って同点に追い付く。

試合はそのまま1対1で終了。両チームともに痛み分けのドローに終わった。

■ 悔やまれる結果

磐田は前半早々にFW前田のゴールでリードを奪ったが、その後は停滞して追加点を奪えず、後半に追い付かれてドロー。悔やまれる結果となった。前半からリードを奪っていたこともあって、カウンター中心の攻撃となったが、急ぎ過ぎの感があって、持ち味の中盤を生かしきれなかった。

FW前田とトップ下のMFジウシーニョはいい形で攻撃に参加したが、2トップの一角のFWカレンがやや空回り気味。なかなか畳みかける攻撃が出来なかった。

■ 新外国人のロドリゴ

そんな中で、磐田は新加入のMFロドリゴがリーグ戦デビュー。中盤の底に入ってMF上田とダブルボランチを組んで奮闘した。

184cmの長身でがっしりした体格。ブラジル人らしい華麗なテクニックを備えたボランチというわけではないが、フィジカルの強さを生かして地道に仕事をこなしてチームに安定をもたらすタイプ。ミドルパスはなかなか高精度で、展開力には非凡なものを感じさせた。

後半にスタミナ切れした影響もあって、後半39分に2枚目のイエローカードを受けて退場。苦いデビュー戦となったが、テクニシャンタイプのボランチは揃っているというチーム事情を考えると、適切な補強だったと言える。

1999年のU-20ワールドユースのブラジル代表キャプテンで、バルセロナのFWロナウジーニョや元ジュビロのFWグラウらとともに、ナイジェリアで戦ったメンバーである。実力は十分で、日本の暑さに耐えられるか、日本人特有のクイックネスに対応できるかがポイントになる。

■ 今シーズン初ゴール

磐田は日本代表に復帰したFW前田が今シーズン初ゴール。大宮戦で2アシストするなど、攻撃の起点としては機能していたが、リーグ戦ではゴールが無く、もやもやした感じが続いていたが、ようやく初ゴールを飾った。全体的な動き自体も問題なく、キレのあるプレーを披露した。

昨シーズンまでと違って、トップ下にフォワードタイプのMFジウシーニョが入ったが、FW前田が下がってボールを受けた時に、MFジウシーニョがうまく前線に絡んでいくシーンが多く、コンビネーションは良かった。

■ フッキ無しでつかんだ勝ち点

東京VはFWフッキの退団が濃厚。FWレアンドロもベンチ外と戦力が欠けた状態であったが、残りの選手がファイトし、ドローに持ち込んだ。同点ゴールを奪ったのは、その直前に投入されたDF和田であり、柱谷監督の采配がズバリ的中した。

lこの同点ゴールをアシストしたのはMF福西で、MF福西の意外性のあるラストパスは見事であった。MF福西は攻守ともに気の利いたプレーを見せて、古巣のジュビロ相手に、健在ぶりを示した。

■ 2試合目のスタメン

トリノから獲得したFW大黒は、リーグ戦2試合目のスタメン。FW平本と2トップを組んで、後半途中までプレーした。前半終了間際には、見事なターンからFW平本へ決定的なスルーパスを出すなど、いくつか見せ場は作ったが、シュートシーンには絡めず、物足りないプレー内容だった。

FWフッキの退団が濃厚という状態で、今後、FW大黒とFW平本という日本人2トップにかかる期待は大きくなるが、どうしてもFWフッキがいた頃に比べると爆発力という点では見劣りするのは否めない。FWフッキが川崎Fから加入した後は、良くも悪くもFWフッキ頼みであったが、FWフッキの個の力でいくつかの勝利を得てきた。

FWフッキのいなかった序盤戦は、いいサッカーをしながらなかなか結果が出ないという悩ましい展開になっていたが、終盤戦に向けて、同じ症状が再発しないとも限らない。FW大黒とFW平本の2トップの出来が、苦しい終盤戦になるか、ならないかを左右する。

■ 大黒将志は日本代表に値するか?

そのFW大黒は、日本に復帰して、いきなり岡田ジャパンに選ばれた。グルノーブルからトリノに移籍して以降、セリエAではノーゴール。2年以上、ゴールから遠ざかっていることになる。したがって、FW大黒の召集に疑問の声が挙がるのは致し方ない。

実際には、テスト的な意味合いの強い代表合宿であり、セレクション色の濃い選考ではあるが、ここ数年、結果の出ていないFW大黒に期待せざる得ないという事情もあって、裏を返すと、それほど日本代表にはエースストライカーが欠けているということの証であり、また、以前のG大阪時代のFW大黒がフォワードとして確かな実績を残してきたことの証明であるともいえる。

懐疑的な声を振り払うには、とにかくリーグ戦で結果を残すしか道はない。


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