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OA遠藤保仁選手の五輪代表辞退についての雑感 | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

2008年07月11日
■ 遠藤保仁の経過

OA枠での五輪代表選出が決定的になっていたガンバ大阪のFM遠藤保仁は、病気のため辞退が濃厚となった。MF遠藤の選出にまつわる経過は以下のとおりである。


6月30日(月)
 → 「U-23日本代表候補合宿メンバー@千葉 7/7〜9」にオーバーエージ枠として選出。

7月2日(水)
 → 発熱に伴い、西宮市内病院へ検査入院。

7月6日(日)
 → 「ウィルス感染症」と診断。引き続き入院加療を行う為、「U-23 日本代表候補合宿」不参加を発表。

7月11日(金)

 → 北京五輪への参加は辞退せざる得ない状況であることを、本人に意思確認した上で、日本サッカー協会へ連絡。

■ オーバーエイジはゼロ???

マスコミ報道によると、反町監督は、当初、FW大久保嘉人とMF遠藤保仁をオーバーエイジで招集し、さらに正GK西川周作にアクシデントがあった場合のみGK楢崎正剛を招集する予定だったようだ。しかしながら、神戸がFW大久保の召集を拒否し、MF遠藤は病気のため辞退が濃厚。代替選手の名前も上がっておらず、オーバーエイジはゼロの可能性が極めて高くなった。

日本サッカー協会や反町監督は、Under-23の選手はもちろん、Over-23を含めた全ての選手が五輪への出場を熱望していて声をかければ喜んで召集に応じるものだと考えていたのかもしれないが、現実は違ったようだ。

それにしても、もっと早い段階でOAを誰にするのか決めておけば、ヴィッセル神戸にしても、ガンバ大阪にしても、名古屋グランパスにしても、川崎フロンターレにしても、欠ける予定の選手の穴を埋められそうなプレーヤーを補強・補充することも出来たかも知れないが、J1のリーグ戦が再開した後で、話を持ちかけられても手の打ちようがない。

OAを使用するのか、どんな選手を起用するのか、その選手をどういう風に起用するのか、そのプランを明確にしておけば、事態は変わったかもしれない。残念ながら、アテネ五輪のときの失敗を生かせなかったといわざる得ない。

■ 五輪の重要度は???

今回の五輪代表チームは、位置づけが曖昧である。

勝ちに行くのか?勝ちに行くのであれば、リーグ戦を中断するなり、五輪期間の公式戦を減らすなど、もっと全面的にバックアップすべきであった。

若手中心で経験値を積むのが目的なのか?それならば、目先の勝敗にこだわらず、可能性のありそうな選手をたくさん招集し、OA是非の議論をするまでもなく、若手選手だけで大会に挑むべきであった。

この2年間の北京五輪代表チームの活動を見ると、もっと反町監督は自己主張すべきであったし、気に食わない日程や対戦相手、合宿のスケジュールに関しては、声を大にして日本サッカー協会と戦うべきであった。

■ 五輪世代からの卒業

強化を考えると、あくまでも最優先すべきはA代表であり、五輪代表はその次の位置付けになる。となると、すでにA代表で何試合も出場を経験しているDF内田篤人やDF安田理大の扱いはどうなのか?五輪代表として出場するのは適切なのか?改めて考えてみる必要はあるだろう。

振り返ってみると、2006年にドイツW杯を戦ったメンバー23人中、アテネ世代はDF駒野友一とDF茂庭照幸の2人しかいなかった。当時は、ジーコ監督の実績主義ならびに若手抜擢に積極的でないことが非難されたが、これまでの流れを見る限り、南アフリカ大会でも北京世代の参加は少数にとどまりそうで、A代表の高齢化は加速しそうな勢いである。

W杯は五輪大会の2年後に開催されるが、五輪本戦が開催される時期は、すでにW杯のアジア予選が始まっており、次のW杯に向けた日本代表のチーム作りも進んでいる。普通に考えると、実力が同じくらいの選手が複数いる場合、年齢の低い選手が抜擢されるものだが、その選手が五輪世代であるとき、その若さがマイナスに作用する。A代表の監督としては、五輪代表の合宿や試合に取られることが多いU-23世代の選手を起用するよりは、年齢が上でも、常時召集可能な選手を選ぶだろう。

DF内田とDF安田以外にも、例えば、GK西川周作、DF水本裕貴、DF青山直晃、MF水野晃樹といった選手は、Jリーグでの実績を考えるとフル代表の定着していたとしても全くおかしくないが、五輪代表での活動を優先してきた経緯もあって、フル代表では微妙な立場のままである。

アジア予選を戦う岡田ジャパンは、すでに中核は固まってきており、ここから巻き返して南アフリカ行きの切符を勝ち取るのは至難の業であり、大きなハンディを背負っている。

トルシエジャパンのように、A代表と五輪代表の監督が同じである場合は問題はない。また、A代表と五輪代表が同じコンセプトで戦っている場合は問題ない。ただ、そうでない場合は、五輪代表の存在がA代表強化の足かせとなる。もちろん、かつてのGK川口能活やMF中田英寿のように飛び抜けた実力がある選手であればごぼう抜きも可能だが、現実では難しい。

ただ、「この選手はフル代表レベルなので五輪代表の活動を免除した方が本人のためである。」という類の判断は非常に難しい。目先の勝敗だけでなく、大局的な見地から代表チームを見ることのできる人材が必要とされるが、残念ながら日本にはいない。

順調な強化が行われなかった反町ジャパンの活動やオーバーエイジを巡るゴタゴタを見る限り、日本サッカー界には、まだまだメスを入れるべき箇所がたくさん残っている。





Q1. 反町ジャパンを支持しますか? → 142票

  ・支持している。
  ・支持していない。
  ・どちらとも言えない。

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Q2. 反町ジャパンは北京五輪でGLを突破出来ると思いますか? → 99票

  ・突破できると思う。
  ・突破できないと思う。
  ・分からない。
  ・興味がない。

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Q3. 6/30発表の北京五輪代表候補(20名)の選出メンバーについてどう思いますか? → 101票

  ・満足できる選考である。
  ・ある程度満足できる選考である。
  ・どちらかというと満足は出来ない選考である。
  ・かなり不満な選考である。
  ・興味なし。

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