【G大阪×札幌】 二川孝広の価値
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2008年06月30日
■ 第14節
ガンバ大阪とコンサドーレ札幌の対戦。水曜日の京都戦に勝利したG大阪は、勝てば4位浮上となる。一方の札幌は前半戦は17位。
G大阪は<4−4−2>。GK藤ヶ谷。DF加地・中澤・山口・安田。MF明神・遠藤・橋本・二川。FWバレー・ルーカス。MF明神とMF遠藤のダブルボランチで、MF橋本と右の攻撃的MFで起用。
アウェーの札幌も<4−4−2>。GK高木。DF坪内・箕輪・柴田・西嶋。MF芳賀・クライトン・藤田・西。FWアンデルソン・ダヴィ。新外国人のFWアンデルソンと川崎Fから獲得したDF箕輪がスタメン出場。右サイドバックにDF坪内、左サイドバックにDF西嶋を配置する。
■ バレーの2ゴール
試合は、開始早々にFWバレーが決め、G大阪が先制。しかし、前半23分に札幌がCKからDF西嶋が決めて同点に追い付く。しかし、前半36分にまたしてもG大阪のFWバレーがゴールを決めて2対1で前半を折り返す。
後半は、完全にG大阪のペースとなり、後半22分にMF遠藤のパスからFWルーカスが決めて3対1とリードを広げる。後半31分に札幌のDF柴田に決められて1点差に迫られるが、後半39分にセットプレーからDF山口が決めて4対2。そのままG大阪が勝利し、4位に浮上した。
■ 一気に首位戦線に浮上
G大阪はこれで、中断期間をはさんで3連勝。首位の浦和との勝ち点差「1」となって、完全に射程圏内にとらえた。この試合は、今シーズン最多の4ゴールで、エースのFWバレーが2ゴールと活躍。フィニッシャーとしてFWバレーにかかる負担は大きいが、FWバレーが波に乗って量産体制に入れれば、得点力は格段にアップする。
今後、北京五輪やACLがあって、主力不在と過密日程に悩まされそうな雰囲気である。となると、この時期に貯金を稼いで、ライバルとの差をつけておきたい。
■ 橋本英郎の貢献
西野監督は試合内容に不満を持っていたようだが、リーグ戦前半の良くない時期と比べると、チーム力は上がってきており、この試合も危なげはなかった。
キーはMF遠藤のボランチへのコンバートであるが、MF遠藤が中盤の底にいることでボール回しが安定し、さらに運動量豊富で献身的なMF橋本が攻撃的MFに入って、彼が、FWルーカスやFWバレーへ忠実にサポートしてくれるので、FWバレーやFWルーカスもプレーしやすくなった。
■ 二川孝広の価値
いまさら言うまでもないが、G大阪のキーマンは左攻撃的MFでプレーするMF二川である。168cmと小柄でフィジカル的には恵まれていないが、欠かせない存在である。
この試合のハイライトシーンは、前半38分のプレーで、MFクライトンからボールを奪ってカウンターアタックを発動。FWバレーのポストプレーからMF二川にボールが渡ると、センターサークルの位置で、札幌のDFを股抜きで外すと、次の瞬間にスペースに走りこんだFWバレーに絶妙のスルーパス。FWバレーのシュートは惜しくもポストの左を通過してハットトリックとはいかなかったが、まさしくスーパープレーだった。
MF二川は身体的なスピードがあるわけではなく、相手との当たりに強いわけではないが、正確な判断と抜群のテクニックで攻撃をリードする。プレッシャーの厳しいエリアでも、インテリジェントなプレーが出来る数少ない選手で、自身のテクニックを極限まで高めて、その生かし方を心得る。
■ アンデルソンのデビュー戦
札幌は新外国人ストライカーのFWアンデルソンがデビュー。187cmという長身でFWダヴィと2トップを組んだが、なかなかポジティブな印象を残した。大柄な選手にありがちなスピード不足というものは感じさせず、むしろこのサイズとしては、かなり動ける部類の選手ではないかと思われる。
ゴールに絡むことはなかったが、安定したキープ力とゴール前に入り込んでセンスは、ストライカーとしての大きな才能を感じさせる。15試合程度プレーすれば少なくとも6〜7ゴールは期待できそうな選手である。
問題はFWダヴィといかにしていい関係を築くことができるかで、この試合はそれほど息の合ったコンビプレーは見せられなかった。残留を果たすためにはFWアンデルソンの活躍は不可欠で、彼の能力をしっかりと生かさなければいけない。
■ 戦い方の変化が吉と出るか???
札幌はFWアンデルソンが入ったことでMFクライトンを本来の位置であるボランチに下げる新布陣で戦った。その効果もあって、この試合のキープ率は46%対54%と、かなりG大阪に迫った。
札幌はリーグ戦の前半戦は失点が多かったが、その原因の1つとなったのがキープ率の低さで、相手にボールを持たれて攻められる時間が極端に長かった。だから、自分たちがボールをキープする時間を増やそうとする試みは悪くない。
ただ、相手側の立場に立つと、ボールを奪ったら無造作にトップにロングボールを送り込んで、FWダヴィやFW中山やFWアンデルソンの強さを生かして、ごり押しで攻め込まれる方が戦いにくいのではないだろうか?もちろん、ロングボール一本の攻撃ではゴールに結びつく確率は高くないが、特にFWダヴィのような選手に、果敢なドリブル突破されると非常に厄介である。
もちろん、しっかりと中盤を作って攻めきることができれば問題ないが、現状では、オーソドックスなつなぐサッカーをしようとすると、どのチームが相手であっても劣勢を強いられるのは否めない。残留という目標を達成するためには、その戦い方もポイントになる。
ガンバ大阪とコンサドーレ札幌の対戦。水曜日の京都戦に勝利したG大阪は、勝てば4位浮上となる。一方の札幌は前半戦は17位。
G大阪は<4−4−2>。GK藤ヶ谷。DF加地・中澤・山口・安田。MF明神・遠藤・橋本・二川。FWバレー・ルーカス。MF明神とMF遠藤のダブルボランチで、MF橋本と右の攻撃的MFで起用。
アウェーの札幌も<4−4−2>。GK高木。DF坪内・箕輪・柴田・西嶋。MF芳賀・クライトン・藤田・西。FWアンデルソン・ダヴィ。新外国人のFWアンデルソンと川崎Fから獲得したDF箕輪がスタメン出場。右サイドバックにDF坪内、左サイドバックにDF西嶋を配置する。
■ バレーの2ゴール
試合は、開始早々にFWバレーが決め、G大阪が先制。しかし、前半23分に札幌がCKからDF西嶋が決めて同点に追い付く。しかし、前半36分にまたしてもG大阪のFWバレーがゴールを決めて2対1で前半を折り返す。
後半は、完全にG大阪のペースとなり、後半22分にMF遠藤のパスからFWルーカスが決めて3対1とリードを広げる。後半31分に札幌のDF柴田に決められて1点差に迫られるが、後半39分にセットプレーからDF山口が決めて4対2。そのままG大阪が勝利し、4位に浮上した。
■ 一気に首位戦線に浮上
G大阪はこれで、中断期間をはさんで3連勝。首位の浦和との勝ち点差「1」となって、完全に射程圏内にとらえた。この試合は、今シーズン最多の4ゴールで、エースのFWバレーが2ゴールと活躍。フィニッシャーとしてFWバレーにかかる負担は大きいが、FWバレーが波に乗って量産体制に入れれば、得点力は格段にアップする。
今後、北京五輪やACLがあって、主力不在と過密日程に悩まされそうな雰囲気である。となると、この時期に貯金を稼いで、ライバルとの差をつけておきたい。
■ 橋本英郎の貢献
西野監督は試合内容に不満を持っていたようだが、リーグ戦前半の良くない時期と比べると、チーム力は上がってきており、この試合も危なげはなかった。
キーはMF遠藤のボランチへのコンバートであるが、MF遠藤が中盤の底にいることでボール回しが安定し、さらに運動量豊富で献身的なMF橋本が攻撃的MFに入って、彼が、FWルーカスやFWバレーへ忠実にサポートしてくれるので、FWバレーやFWルーカスもプレーしやすくなった。
■ 二川孝広の価値
いまさら言うまでもないが、G大阪のキーマンは左攻撃的MFでプレーするMF二川である。168cmと小柄でフィジカル的には恵まれていないが、欠かせない存在である。
この試合のハイライトシーンは、前半38分のプレーで、MFクライトンからボールを奪ってカウンターアタックを発動。FWバレーのポストプレーからMF二川にボールが渡ると、センターサークルの位置で、札幌のDFを股抜きで外すと、次の瞬間にスペースに走りこんだFWバレーに絶妙のスルーパス。FWバレーのシュートは惜しくもポストの左を通過してハットトリックとはいかなかったが、まさしくスーパープレーだった。
MF二川は身体的なスピードがあるわけではなく、相手との当たりに強いわけではないが、正確な判断と抜群のテクニックで攻撃をリードする。プレッシャーの厳しいエリアでも、インテリジェントなプレーが出来る数少ない選手で、自身のテクニックを極限まで高めて、その生かし方を心得る。
■ アンデルソンのデビュー戦
札幌は新外国人ストライカーのFWアンデルソンがデビュー。187cmという長身でFWダヴィと2トップを組んだが、なかなかポジティブな印象を残した。大柄な選手にありがちなスピード不足というものは感じさせず、むしろこのサイズとしては、かなり動ける部類の選手ではないかと思われる。
ゴールに絡むことはなかったが、安定したキープ力とゴール前に入り込んでセンスは、ストライカーとしての大きな才能を感じさせる。15試合程度プレーすれば少なくとも6〜7ゴールは期待できそうな選手である。
問題はFWダヴィといかにしていい関係を築くことができるかで、この試合はそれほど息の合ったコンビプレーは見せられなかった。残留を果たすためにはFWアンデルソンの活躍は不可欠で、彼の能力をしっかりと生かさなければいけない。
■ 戦い方の変化が吉と出るか???
札幌はFWアンデルソンが入ったことでMFクライトンを本来の位置であるボランチに下げる新布陣で戦った。その効果もあって、この試合のキープ率は46%対54%と、かなりG大阪に迫った。
札幌はリーグ戦の前半戦は失点が多かったが、その原因の1つとなったのがキープ率の低さで、相手にボールを持たれて攻められる時間が極端に長かった。だから、自分たちがボールをキープする時間を増やそうとする試みは悪くない。
ただ、相手側の立場に立つと、ボールを奪ったら無造作にトップにロングボールを送り込んで、FWダヴィやFW中山やFWアンデルソンの強さを生かして、ごり押しで攻め込まれる方が戦いにくいのではないだろうか?もちろん、ロングボール一本の攻撃ではゴールに結びつく確率は高くないが、特にFWダヴィのような選手に、果敢なドリブル突破されると非常に厄介である。
もちろん、しっかりと中盤を作って攻めきることができれば問題ないが、現状では、オーソドックスなつなぐサッカーをしようとすると、どのチームが相手であっても劣勢を強いられるのは否めない。残留という目標を達成するためには、その戦い方もポイントになる。
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