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【日本×バーレーン】 浮き彫りになった課題 | | このエントリーを含むはてなブックマーク |

2008年06月22日
■ 3次予選の最終戦

すでに最終予選進出を決めている日本とバーレーンの対戦。

日本は<4−4−2>。GK楢崎。DF内田・闘莉王・中澤・安田。DF遠藤・中村憲・中村俊・本田圭。FW佐藤・玉田。MF本田圭はAマッチデビュー戦。

試合は前半5分にFW佐藤が倒されてPKを獲得するが、MF中村俊が失敗。その後、前半15分あたりまでは日本がいい形で攻めるが、徐々にバーレーンが対応し始めて、膠着状態になる。日本はMF遠藤のFKがポストに当たるなど、チャンスにも決め切れずにスコアレスで前半を終了。

後半はバーレーンが積極的なミドルシュートで応戦。出来れば勝ちたい日本は、MF山瀬、DF今野、FW巻を投入。すると、試合終了間際にDF内田の中央へのヘディングがそのまま相手ゴールに吸い込まれてラッキーな形で先制。そのまま1対0で勝利し、首位通過を決めた。

■ 浮き彫りになった課題

日本はボールを支配したが、きわどいシュートはむしろバーレーンの方が多く、課題が残った。前半5分に得たPKをMF中村俊がしっかりと決めていれば、もっと楽な展開になったかもしれないが、今後のことを考えると、苦戦したことでチームとしての問題点が表面化してよかったのかもしれない。

攻撃でもいくつかの課題が出たが、守備面ではカウンターへの対応に甘さが残った。これまで、カウンターへの守備でなかなかの対応をしていたDF駒野が外れたことも影響し、回数は少なかったが、バーレーンのカウンターのときに数的同数になるケースがあって、再修正が必要である。

■ デビュー戦の本田圭祐

A代表デビュー戦となったMF本田圭は、無難なデビュー戦となった。セットプレーでは何度かキッカーを務めたが、バーレーンが引き気味だったこともあって、流れの中ではなかなか自由にプレーできなかった。

特に、左サイドバックのDF安田のスペースを消してしまうシーンが多く、双方で持ち味を消す形となった。交代前の数分間は、比較的、自由に右のスペースなどに流れていい感じでボールに絡んでいたが、全体的にはうまくリズムに乗れなかった。

ただ、彼の場合は、左足のキッカーとしては魅力で、MF中村俊がいないときは貴重なコマになりうるし、また、もっとタフな肉弾戦になった時に、フィジカルの強さを生かして、能力をフルに力を発揮させる可能性はある。

■ ドリブラーを生かしきれない日本

この1ヵ月の間に、日本代表はキリンカップのコートジボワール戦から始まって、6試合の連戦を行った。ようやく、主力となるメンバーも固まってきてチームとしてのまとまりも出てきた。

ただ、素早いプレスから速い攻撃につなげようとする意識が強すぎて、攻守の切り替わりのところでミスも目立つ。また、連動して攻めようとするあまり、ドリブラーを生かしきれていない部分も課題である。

岡田ジャパンになってから、MF松井、MF長谷部、MF香川、DF安田といったドリブル突破に優れた選手が多く起用されているが、彼らが1対1で仕掛けてドリブルで切り崩すシーンは少ない。もっとチーム全体で、彼らが1対1で仕掛けられそうな場面をお膳立てする必要がある。

■ 中村俊輔の扱い

この試合の日本がスムーズな攻撃を仕掛けられなかった原因の1つになったのは、MF中村俊の不調。PK失敗はともかくとして、彼らしくないキックミスが多く、普段のプレーが出来なかった。

彼の場合は、スコットランドリーグの戦いを終えてすぐに代表に合流しており、このバーレーン戦が終われば、スコットランドリーグの開幕までオフに入ることになる。したがって、シーズンのラストの試合であり、すでに最終予選進出を決めていることもあって、体力的にも、モチベーション的にも難しかったと思われる。

だから最終予選になれば動きも違ってくるとは思われるが、万が一、彼が思うような出来ではなかったとしたら、スパッと交代させる決断も必要になる。チームの中心選手なので彼に頼ることは悪くないが、頼りすぎるといい結果は生まれないだろう。


◆ 日本代表:採点

 GK:楢崎正剛 6.5 

 → 難しいミドルシュートをファインセーブで防ぐ。

 DF:内田篤人 6.5

 → ラッキーなゴールだけでなく、突破やクロスも良かった。

 DF:中澤佑二 6.0

 → いつも通りの安定したプレー。

 DF:田中マルクス闘莉王 5.5

 → 中途半端に上がってピンチを招くシーンもあった。

 DF:安田理大 5.5

 → 思うように攻撃に絡めなかった。軽率なプレーもあった。

 MF:遠藤保仁 6.0

 → うまくボールを散らした。キックの精度も高かった。

 MF:中村憲剛 5.5

 → 悪くはなかったが、プレーの選択ミスも多かった。

 MF:本田圭祐 5.5

 → なかなか持ち味を発揮しきれなかった。

 MF:中村俊輔 5.0

 → 出来は良くなかった。

 FW:佐藤寿人 5.5

 → PK奪取は見事だったが、なかなか攻撃で機能しなかった。

 FW:玉田圭司 6.0

 → 動きは悪くなかったが精度を欠いた。チャンスは多いだけに、決定機を生かしたい。

 MF:山瀬功治 5.0

 → 途中出場もやや空回り気味。

 DF:今野泰幸 6.0

 → 途中交代でうまくチームの流れに乗った。

 FW:巻誠一郎 6.0

 → あきらめない姿勢がラッキーなゴールを生んだ。


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