【名古屋×横浜FM】 破竹の4連勝
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■ 首位攻防
第4節を終えて2位の名古屋グランパスと3位の横浜Fマリノスの対戦。
名古屋は開幕戦の京都戦で引き分けたあと、浦和・大分・大宮を撃破して3連勝中。GK楢崎。DF竹内・バヤリッツァ・吉田・阿部。MF吉村・中村・マギヌン・小川。FWヨンセンと玉田。
横浜FMは第3節の鹿島戦に敗れたものの3勝1敗。GK榎本哲。DF栗原・中澤・田中裕。MF松田・田中隼・山瀬功・ロペス・小宮山。FWロニー・大島。
■ 一進一退の攻防
試合は好調の両チームの対戦らしい、熱のこもった好ゲームとなった。
前半はDF阿部のクロスを効果的に攻撃に盛り込んだ名古屋が優勢。サイドをえぐって幾度もチャンスを作り出す。すると、前半32分にMF小川が左サイドで横浜FMのMF田中を抜き去って中央にグラウンダーのクロスを送ると、FWヨンセンが難なく押し込んで先制。
追いつきたい横浜FMは後半に反撃を開始。FW大島やMF山瀬功らがきわどいシュートを放ってGK楢崎を脅かす。しかしながら、決定的なシュートも名古屋の激しいDFの前に防がれてノーゴール。終了間際にも、MF小川のスルーパスを受けたFW杉本がダメ押しのゴールを決めて2対0。結局、名古屋が勝利し4連勝となった。
名古屋はこれで2位をキープ。後半は横浜FMに押し込まれたが、DF増川を投入し5バック気味の布陣に変更し守り切る姿勢を見せるなど、したたかな面も見た。
■ 2アシストの小川
試合を決める2アシストの活躍を見せたのがMF小川佳純。前半32分のFWヨンセンのゴールは完全にMF小川の個人技が生み出したファインゴールだった。FWヨンセンのポジション取りも見事だったが、それ以上に横浜FMのMF田中をテクニックでかわしてタッチライン際まで切り込んだ技術が光った。
彼には特別に優れた技術や身体能力があるわけではないが、意外性があって、誰にも予想のできないようなスーパープレーを見せることがある。この大胆さが魅力であって、計算の出来る選手ではないが、チームに爆発力を与えることが出来る。
昨シーズンは、その積極的な姿勢がチームのリズムを壊す危険性も備えていたが、新しい監督となって開幕からチームが好スタートを切ったこともあって、積極性がいい方向に流れている。
■ 自由と規律
名古屋の好調の要因はいくつかあるが、一番評価できるのは、しっかりとした規律を植え付けた上で、個々の選手の技術を生かすだけのチームを作ったことである。
ピクシー監督に関しては、「指示されることが異常に細かい。」という話が伝わってくるが、現代サッカーでは、個々の選手のイマジネーションを生かすためには、その前提として、チーム全体にしっかりとしたベースとなるべき規律が備わっているのが不可欠であり、規律が無いままで選手たちに自由を与えてしまっても、選手たちは戸惑ってしまうばかりである。同じ様に、規律面ばかりを押し出して、選手たちを殺してしまっても仕方が無い。
■ あと一歩
対戦相手のピクシーが「現時点のJリーグのベストチーム」と語ったという横浜FMは、MFロペスを中心に攻め込んだがあと一歩、及ばなかった。攻撃のリズム自体は悪くなかったが最後の詰めの精度を欠いた。前後半を通じて多くのチャンスを作ったが、GK楢崎の壁を破ることはできなかった。
攻撃面ではMFロペスとFWロニーの加入で構成力がアップし攻撃力は増したが、一方で得点力という意味ではまだ十分に成果が発揮されていない。FW大島、FWロニー、MFロペスの3人はうまく攻撃に関与しているが、ゴール前で張り付くタイプではないので、ラストの場面で迫力が無くなることがある。
上位進出を目指すには、どうしても20ゴール程度をマークするストライカーが必要である。もちろん、FWロニーにはまだゴールが出来ていないだけでその潜在能力はあると思われるので、そろそろ爆発を期待したい。
■ 松田のボランチ
ここまでの5試合ですべてボランチでプレーしているのがDF松田直樹。レギュラーのMF河合が怪我のため欠場が続いているが、その穴を感じさせないプレーを見せている。
もちろん、展開力ではMF河合には劣るが、リーダーシップや人に対する強さといった面をアピールしたい。
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