■ 予期せぬ監督交代も実を結ばず・・・。横浜FCは全日程のちょうど1/3に当たる14節を終えた時点で8勝2敗4分け。勝ち点「28」を獲得してJ2の首位に立っていた。今シーズンのJ2は稀に見る大混戦だったのでこの時点で9位の徳島との差は「6」のみ。13位の山形との差も「9」だったので大きなリードを奪ったわけではなかったがそれでも好スタートを切った。終盤戦までプレーオフ争いに加わったがついに41節を終えた時点で7位以下が確定した。
中田監督の下、まずまずの成績を残していたが37節を終えた時点で中田監督は解任された。その理由としては「シーズン当初より掲げていたJ1自動昇格への成績不振」と公式にリリースされているがこの時点で16勝12敗9分けで8位。2位の福岡との差は「11」なので自動昇格の可能性は限りなくゼロに近かったが6位の徳島との差は「3」のみ。十分にプレーオフを狙える位置だったので「予期せぬ解任劇」と言えた。
ブラジル人のタヴァレス監督は39節から指揮を執っているが1勝2分け。勝利が必要だった41節の岡山戦(H)は後半の終了間際に同点ゴールを許して痛恨のドロー。3試合で1勝2分けなので決して悪い成績ではないが監督交代を実施した意味や意図が分かりにくいままでJ1昇格の可能性が消滅した。中田監督の解任についてはどちらかというと否定的な意見が多かったのでフロントに批判の声が集まっている。